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尾鷲出身の作家・水谷俊樹さん、高虎の生涯をコミックに

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藤堂高虎の生涯を描いた漫画の原作を執筆した水谷俊樹さん=津市
藤堂高虎の生涯を描いた漫画の原作を執筆した水谷俊樹さん=津市

 尾鷲市出身の作家、水谷俊樹さん(39)が原作(シナリオ)を担当した児童書「コミック版日本の歴史 戦国人物伝 藤堂高虎」(ポプラ社、税別千円)が出版された。主君を何度も替えた高虎は「変節漢」など否定的な評価もあるが、水谷さんは「逆境の中で道を必死に切り開いた人物。人間的な魅力も備えていたことを知ってもらいたい」と話している。

 高虎は戦国時代の近江国(滋賀県)で、身分の低い地侍の家に生まれた。武勇が認められないまま、仕える主人を次々と替えていたが、豊臣秀吉の弟、秀長と出会って頭角を現した。秀吉、徳川家康にも仕え、伊勢津藩の藩主にまで出世した。仕えた主君は7人とも10人ともいわれる。

 水谷さんは「武士は二君に仕えず」といった儒教的な思想は江戸時代に入ってから広まったものだと指摘。戦国時代の侍を「江戸時代の武士のように“清貧”という言葉を盾にやせ我慢はしない。自らの家を存続させるため、武力も財力もある強い主君を求めて渡り歩いた」と分析する。

 その好例が高虎だ。水谷さんは「魅力ある人物で実力もあったからこそ、そうした生き方ができた。現在の“大転職時代”にも通じるものがあるのでは」。高虎ゆかりの地は滋賀県、愛媛県などにもあり「全国各地でたくさんの人に愛された」と指摘する。

 今回出版された児童書では、水谷さんが高虎の生涯を分かりやすくまとめ、漫画家の横山仁さんが作画した。

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