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幻の檜尾古寺跡を発見 京都・如意ヶ嶽

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檜尾古寺跡で見つかった建物跡の礎石(梶川敏夫氏提供)
檜尾古寺跡で見つかった建物跡の礎石(梶川敏夫氏提供)

 京都市左京区の如意ヶ嶽の山中から平安時代前期(9世紀前半)の寺院跡が見つかり、文献のみに記されている“幻の寺”とされてきた「檜尾(ひのお)古寺」であることが分かった。寺院跡からは粘土を主材料にした仏像の破片も出土し、専門家は「当時の宗教活動が分かる資料」としている。

 文徳天皇の母の藤原順子(のぶこ)が平安前期に建てた安祥寺(あんしょうじ)にある古文書に書かれていた位置とこの寺の位置が合致。さらに、京都女子大が確認調査で2棟の建物跡を発見し、散乱していた土器の制作年代から檜尾古寺と特定した。

 仏像の破片は約50個見つかり、最大幅は約5センチ。渦巻き文や衣の一部とみられる破片もある。

 仏像の制作は奈良時代までは粘土を使うことが多かったが、平安時代以降は彫刻が主流とされている。だが今回は、平安前期の檜尾古寺跡から粘土を使った仏像の破片が見つかり、調査を指導した梶川敏夫・同大非常勤講師は「平安遷都間もないころの宗教活動をうかがわせる資料」と話している。

 仏像の破片は5日から、京都市考古資料館(上京区)で展示されている。

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