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【亥年駆ける】信濃グランセローズ監督・柳沢裕一さん 子供たちの憧れにしたい

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 昨年11月、BCリーグの「信濃グランセローズ」の第8代監督に就任した。松本市の出身で、県内の出身者が監督に就いたのは初めて。8月に48歳を迎える。

 「今年は年男。このタイミングで監督になれたことに運命的なものを感じる。誠心誠意務めたい」

 地元の強豪校、松商学園では甲子園に出場できなかった。卒業後、明治大学に進学し平成5年、捕手としてドラフト2位で巨人に指名された。その後、オリックス、中日に移籍し、28年には楽天の2軍でバッテリーコーチに。

 監督の就任要請を引き受けた理由として、「長野県の球団であることだ」ときっぱり。地元愛は人後に落ちない。球団を取り巻く環境についても、「思っていた以上によかった。いい環境で野球に打ち込める。試合の移動も苦にならないタイプなので」と話す。

 捕手出身らしく、「野球のリズムは守備から生まれる」を信念に、チーム作りを進める考えだ。攻撃でも、ホームランで打ち勝つような大味な試合運びには否定的で、「まずは選手個々の能力を見極めてから」と、丁寧に形をつくっていくという。「試合状況をきちんと踏まえ、最適な攻撃をしかける」とも話す。

 BCリーグの選手について「日本野球機構(NPB)の選手とそんなに差はない」と明言する。残念なのはときに、元気がなかったり、怠慢だったりのプレーをする選手がいることだ。「ユニホームを着ている以上、プロとしての自覚が欠かせない」。こうした姿勢をいささかも許さない方針を打ち出す。

 就任会見では「愛される球団に」と語った。ファンサービスはもとより、養護学校を中心とした野球教室などの地域貢献にも汗をかくという。

 「グランセローズの帽子を被った子供たちを増やしたい。野球をしている子供たちから、『グランセローズに入団したい』と思われたい」

 そうはいっても勝たなければ、かなうまい。戦いは4月から始まる。(松本浩史)

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