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【甲信越この1年】(10~12月) 甲府開府500年へ「信虎公之像」

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 ◆山梨

 ■河口湖で最大瞬間風速41.9メートル

 台風24号が最接近した10月1日未明、河口湖で最大瞬間風速41.9メートルを記録した。甲府地方気象台が昭和8年に観測を開始して以来、県内で2番目の強さ。9月4日の台風21号も含め、ブドウ棚やハウスの倒壊など農業被害、倒木による道路の通行止めや停電などが相次いだ。

 ■清里、野辺山駅「みどりの窓口」が姿消す

 JR小海線の清里(北杜市)、野辺山(長野県南牧村)駅で、10月31日の営業を最後に「みどりの窓口」が業務を終えた。利用者減が理由で、JR長野支社によると駅員の減員や関連会社への委託化も進めている。若者が殺到した昭和50年代以降のブームを知る人たちからは、「隔世の感がある」などの声が聞かれた。

 ■北杜の中学生いじめ、市謝罪

 福島県から移住した北杜市の女子中学生が、学校でいじめにあい、昨年に自殺を図っていたことが判明。市教委が11月6日、記者会見で謝罪した。原因調査の第三者委員会の設置の遅れや委員名の非公表などが疑問視され、市は同12日、情報公開を請求した生徒の保護者に限り、委嘱する委員名、役職などを開示することを決めた。

 ■県、リニア新駅利用者数の想定を上方修正

 県は11月13日、リニア中央新幹線の新駅周辺整備の中間報告で、毎時に上下各1本の停車で1日あたり1万2300人としてきた開業8年後の利用者数の想定を、同2本停車で最大1万9700人に上方修正した。整備する周辺施設の訪問者や外国人客の増加を見込んだとしている。

 ■甲府城跡を国史跡に答申

 国の文化審議会は11月16日、甲府城跡を国の史跡に指定して、保護するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。自然の石を積んだ「野面(のづら)積み」の石垣が、本丸を中心に良好に残っていることなどが評価された。絵図などが一切見つかっていない「幻の天守閣」復元を求める声も高まるが、厳格な史実の証明のほか、国の許可も必要となる。

 ■笛吹市職員ら3人、工事価格漏洩(ろうえい)疑いで逮捕

 県警は12月2日、笛吹市発注の公共工事の入札をめぐり、地方公務員法違反(唆(そそのか)し)の疑いで同市消防本部管理課長(58)と住宅設備会社社長(56)を、同法違反(守秘義務)の疑いで市下水道課担当主幹(48)を逮捕した。管理課長らが担当主幹に予定価格を算出する基になる工事価格を漏らすよう働きかけ、担当主幹は職務上の秘密である工事価格を2人に伝えたとしている。甲府区検は21日、地方公務員法違反の罪で3人を略式起訴、罰金40万円の略式命令とした。市は27日、管理課長と担当主幹を懲戒免職処分とした。

 ■甲府駅北口に信虎公像

 甲府商工会議所は12月20日、甲府駅北口「よっちゃばれ広場」に武田信玄公の父で1519年、躑躅(つつじ)ケ崎(現在の武田神社周辺)に館を開いた信虎公の銅像を完成させ、市に寄贈した。「開府500年」を迎える新年を前にお披露目した。

                   ◇

 ◆長野

 ■KYBのデータ改竄建物が発覚

 油圧機器メーカーのKYB(東京)が製造した免震・制振装置の性能検査記録データの改竄(かいざん)問題で、県は10月17日、同社と子会社のカヤバシステムマシナリー(同)製の装置が、県庁の本館棟と議会棟に使われていると発表した。長野市の第1庁舎・市芸術館に設置されていたことも同日、分かった。

 ■県消防防災ヘリの墜落事故で調査報告書公表

 搭乗の9人全員が死亡した平成29年3月の県消防防災ヘリコプターの墜落事故をめぐり、運輸安全委員会が10月25日、報告書を公表し、山肌が近づいても回避動作をとっていなかったと指摘するとともに、機長がごく短時間の居眠りをした可能性に言及した。これを受け、阿部守一知事は「二度と同じような事故を起こすまいとの強い決意で安全対策を講じる」とのコメントを発表した。

 ■自民の衆院1区支部長に若林氏

 自民党県連は10月28日、総務会などを開き、次期衆院選をにらみ、空席となっていた衆院1区支部長に若林健太元参院議員を充てることを決めた。また、吉田博美参院幹事長は、次期参院選では長野選挙区で出馬しないとの考えを表明。1区支部長に意欲をみせていた小松裕元衆院議員が後継候補となった。

 ■松本山雅がJ1に4年ぶり復帰

 サッカーJ2の松本山雅FCは11月17日、今季最終節で徳島ヴォルティスと0-0で引き分け、J2初優勝を果たし、4年ぶりにJ1への昇格を決めた。反町康治監督は来季も続投することが決まった。

 ■軽井沢バス事故の運行会社を略式起訴

 大学生ら15人が死亡、26人が負傷した平成28年の軽井沢スキーバス事故に絡み、長野区検は11月15日、事故約1カ月前に営業区域外で客を運んだとして道路運送法違反の罪で、運行していた「イーエスピー」(東京)と当時の運行管理者の荒井強元社員を略式起訴したと明らかにした。長野簡裁は14日付で罰金30万円の略式命令を出し、元社員は同日納付した。

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 ◆新潟

 ■レインボータワー解体

 高さ約100メートルの展望施設「レインボータワー」(新潟市中央区)の客車部分の解体が10月3日から始まった。市内を360度見渡せる斬新な構造の2階建て客車(定員60人)は市民だけでなく、新潟を訪れた人々を楽しませ続けた。今年5月に解体が発表されて以来、多くのファンらがスマートフォンで記念撮影するなどし、別れを惜しんだ。市のシンボルとして親しまれた同タワーは昭和48年11月にオープン。平成23年3月の東日本大震災後に実施された耐震調査の結果などから営業を休止していた。利用者数は延べ約341万人だった。

 ■めぐみさん再会願うコンサート

 昭和52年11月に新潟市で北朝鮮に連れ去られた横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=との再会を願い、めぐみさんの小中学校の同級生らが10月6日、県民会館(同市中央区)でチャリティーコンサートを開き、早期救出を訴えた。今年で9回目となるコンサートでは、「同級生の会」代表の池田正樹さん(54)が小学生時代に弾いていたチェロを42年ぶりに手に取り、同じく同級生でバイオリニストの吉田直矢さん(54)らと合奏。中学1年のとき合唱コンクールでめぐみさんと一緒に歌った「翼をください」を参加者約300人と歌い上げた。

 ■新潟市長に中原氏初当選

 任期満了に伴う新潟市長選が10月28日投開票され、自民党が支持する無所属新人で元参院議員の中原八一氏(59)が、立憲民主党など5野党が支持する元市議の小柳聡氏(31)、元市議の吉田孝志氏(56)、元市北区長の飯野晋氏(45)の無所属新人3人を破り初当選を果した。自民党本部は中原氏支持を決めたものの一部市議らが吉田氏を支援。保守分裂の選挙戦となり、来年の参院選に向け地方組織との連携など課題が残った。

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