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【甲信越この1年】(4~6月) 山梨県人口、33年ぶり82万人割り込む

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水晶庫の移設作業でロープを引く大学関係者=6月7日、甲府市武田(昌林龍一撮影)
水晶庫の移設作業でロープを引く大学関係者=6月7日、甲府市武田(昌林龍一撮影)

 ◆山梨

 ■本屋大賞に辻村深月さん

 書店員が一番売りたい本を選ぶ「本屋大賞」に4月10日、笛吹市出身の作家、辻村深月さんの小説「かがみの孤城」が選ばれた。「『逃げ場がない』と感じていた10代の頃に読んでいた本や、先輩作家の方々に“恩返し”ができた」と辻村さん。県内の書店でも受賞作がベストセラーに。

 ■県人口、82万人割る

 県が4月20日に発表した同1日現在の推計人口が、1年前から5380人減り81万8455人に。33年ぶりの82万人割れで、忍野、昭和、甲斐、中央、山中湖の5市町村を除き、全市町村で1年前を下回った。後藤斎知事は「若年層の県内定着や子育て支援の充実」を強調した。

 ■元NHK記者、弦本被告に懲役21年判決

 勤務していた山梨、山形両県での女性3人に対する強姦致傷などの罪に問われた元NHK甲府放送局記者、弦本康孝被告(29)の裁判員裁判で、山形地裁は4月25日、懲役21年の判決を言い渡した。仙台高裁も10月18日、控訴を棄却。同被告は上告した。

 ■シニアカーの女性、特急にはねられ死亡

 5月3日夜、山梨市正徳寺のJR中央線の踏切内で、85歳の女性がシニアカーと呼ばれる電動車椅子で横断中、特急電車にはねられて死亡した。何らかの原因で車椅子が動かなくなったとみられる。

 ■会社員の強盗殺人容疑などで5人逮捕

 平成28年11月、甲州市大和町初鹿野、会社員、斉藤弥生さん=当時(36)=が殺害され、長野県南牧村の畑で見つかった事件で、山梨、長野県警は6月、強盗殺人などの容疑で神奈川県厚木市、無職、武井北斗容疑者(24)ら計5人を逮捕した。

 ■梨大「水晶庫」を移設

 山梨大は6月7日、昭和2年築で水晶や鉱物を保存していた「水晶庫」を、計43メートル移動させる作業を開始した。ころ(ローラー)に乗せて、7月オープンの「大村智記念学術館」横に移設。大型で透明度が高い「双晶結晶」などを展示し、学術館と一体的に活用していく。

 ■農業生産額、1000億円を回復

 県は6月12日、昨年の農業生産額が1003億円だったと発表した。17年ぶりの水準に回復。生産量が前年比38%増、単価が約1割上昇したシャインマスカットの貢献が大きく、他のブドウ、桃、コメも単価が上がった。

 ■学校のブロック塀撤去が相次ぐ

 6月18日の大阪北部地震で小学校のプールのブロック塀が倒れ、通学中の小学4年の女児が死亡したことを受け、県教委などが緊急調査を実施。20日段階で塀の高さや厚さの不足など、13校で基準を下回る実態が判明した。夏のプールシーズンを目前に、補修や撤去に追われた。

                    

 ◆長野

 ■軽井沢でG20エネ・環境閣僚会合が決定

 平成31年6月に大阪市で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に伴い、エネルギーと地球環境をテーマにした関係閣僚会合を軽井沢町で開くことが4月2日、正式決定した。28年9月の先進7カ国(G7)首脳会議時の交通相会合以来となる。

 ■杉尾氏が立民入党を表明

 杉尾秀哉参院議員(長野選挙区)が4月10日、民進党を離党し立憲民主党に入党する考えを表明した。来夏の参院選では現在、国民民主党県連の羽田雄一郎代表を支援する考え。

 ■大町で十段戦第3局、井山七冠防衛

 大町市で4月12日に行われた産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第56期十段戦五番勝負」の第3局で、井山裕太十段=七冠=が村川大介八段を破った。「囲碁のまち・大町」は熱気に包まれた。

 ■アカカミアリ県内で初確認

 環境省信越自然環境事務所などは4月19日、特定外来生物の「アカカミアリ」1匹が長野市内で発見されたと発表した。攻撃的なため生態系への影響が懸念されるとした。

 ■県消防防災ヘリが運航再開

 県消防防災航空センター(松本市)は5月7日、ヘリコプターの運航を再開した。操縦士が取り組んできた訓練の結果、山林火災の消火など部分的な活動は可能と判断した。県の消防防災力は1年2カ月ぶりに再構築された。

 ■阿部知事が3選出馬表明

 阿部守一知事は5月9日、任期満了に伴い実施される8月の知事選に3選出馬する考えを表明した。「未来への責任を果たす」とのスローガンを掲げ、選挙戦を展開するとも強調した。元上田市議の金井忠一氏も同15日、立候補を表明した。

                   

 ◆新潟

 ■米山知事が女性問題で辞職

 週刊誌の報道で、米山隆一知事(当時)がインターネットの出会い系サイトで知り合った複数の女性に金品を渡して交際していたことが発覚。4月18日、県議会議長に辞表を提出した。27日に開かれた県議会の臨時会で全県議が同意し、同日付での辞職が正式に決まった。在任1年半は県政史上で最短で、辞表提出の18日に行われた臨時の記者会見では、「これは恋愛で、好きになってくれると思おうとしていた」などと涙ながらに釈明した。

 ■五頭連峰で親子が遭難

 5月5日、阿賀野市の五頭連峰へ登山に訪れていた新潟市北区の会社員、渋谷甲哉さん=当時(37)=と小学1年の長男、空君=当時(6)=親子の行方が分からなくなった。県警や消防、地元の山岳会などが捜索に当たったが、約3週間後の29日、県警のヘリコプターが松平山(954メートル)の山頂から南西に約1.7キロの斜面で、うつぶせで覆いかぶさるように倒れていた2人の遺体を発見した。

 ■新潟市で小2女児殺害事件

 新潟市西区青山水道のJR越後線の線路で5月7日夜、近くに住む小学2年の女児=当時(7)の遺体が見つかった。女児の首には絞められたような痕があったことなどから、県警は殺人・死体遺棄事件と断定。14日に死体遺棄と死体損壊の疑いで近くに住む会社員、小林遼(はるか)容疑者(24)を逮捕した。殺人の疑いで再逮捕し、新潟地検が6月25日に殺人と強制わいせつ致死、死体遺棄・損壊などの罪で起訴した。現在、公判前整理手続が行われている。下校中の児童が凶行に巻き込まれた事件は全国に衝撃を与え、各地で通学路の緊急点検が実施された。

 ■県知事選で花角氏が当選

 米山隆一前知事の辞職に伴う知事選は6月10日投開票され、いずれも無所属新人で元副知事の花角英世氏が、元県議の池田千賀子氏と元五泉市議の安中聡氏を破り、初当選を決めた。投票率は58.25%で、前回(53.05%)を5.20ポイント上回った。選挙戦は与党支持の花角氏と、野党5党の推薦を受けた池田氏の事実上の一騎打ちとなった。池田氏の陣営が野党各党の党首らを応援に招いて国政批判を行う一方、花角氏の陣営は政党色を薄め、「県民党」を意識した選挙活動を展開。幅広い層からの支持を集めた花角氏が、約3万7000票差で池田氏を下した。平成28年の参院選、知事選と大型選挙を制した野党共闘の連勝はストップした。

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