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【年の瀬記者ノート】セクハラ疑惑、ブランドに傷 群馬・みなかみ前町長失職騒動

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みなかみ町議会は全会一致で不信任決議案を可決、前田善成氏は町長失職に追い込まれた=9月18日、同町役場
みなかみ町議会は全会一致で不信任決議案を可決、前田善成氏は町長失職に追い込まれた=9月18日、同町役場

 年の暮れが迫り、忘年会などで酒を飲む機会が増える中、今年特に印象に残ったニュースとして思い浮かぶのは、みなかみ町の前田善成前町長がセクハラ疑惑が原因で町議会から2度の不信任決議を受け、失職に至った一連の騒動だ。

 前田氏は昨年10月の町長選で初当選。ところが、今年4月18日夜に、みなかみ町内で開かれた団体の送別会の2次会に参加した際、職員の女性に抱きつきキスをしたことが発覚した。

 記者が5月2日に電話取材すると、前田氏は「酒に酔っていたが、無理やり抱きついてキスしたわけではない。あくまでも合意の上だった」と弁明。「もし相手が不快な思いをしたのなら謝罪したい」と神妙に答えた。

 酒の上での失態。女性に誠意をもって謝罪すればこれで一件落着-と、前田氏は思っていたかもしれないが、現実は甘くなかった。

 折しも、新潟県知事の買春疑惑や財務官僚トップのセクハラ疑惑が世間の非難を集めて間もない時期。ゴールデンウイーク明けの5月7日、町役場に登庁した前田氏を待ち受けていたのは在京テレビ局のリポーターを含め約30人の報道陣だった。

 これに驚いたのか、前田氏は「軽率な行動で、町民のみなさまにおわびする」と話したが、きびすを返すように役場に入ってしまった。

 その後は態度を硬化させ、セクハラの意図を一貫して否定し、疑惑を追及する議会に対しては「ブログを見てくれ」の一点張り。責任を問う議員らの逆鱗に触れ、5月10日、辞職勧告決議案が全会一致で可決された。前田氏は「辞職するつもりはない。仕事で責任を果たす」とかたくなに主張した。

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