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【学芸員ミュージアム談義】企画展「くだもの展-ギュッと濃縮! 果物の魅力-」

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高坂りんごの果実(いいづなアップルミュージアム提供)
高坂りんごの果実(いいづなアップルミュージアム提供)

 ■「幻のリンゴ」に出会う旅

 学芸員になってからのひそかな楽しみの一つは、取材や資料借用、学会などで全国各地を旅することです。現在開催中の「くだもの展」では、希少な「高坂(こうさか)りんご」の取材をするため、長野県飯綱(いいづな)町に遠征してきました。

 高坂りんごは、かつて飯綱町高坂地区で盛んに栽培されていた「ワリンゴ」と呼ばれる小さなリンゴの一品種です。西洋リンゴの導入により栽培数が一時激減しましたが、現在では町を挙げての保護活動が行われています。木曽馬籠(まごめ)宿出身の島崎藤村が「初恋」の詩に詠んだのはワリンゴであるといわれており、私は勝手に「初恋のりんご」と呼んでいます。

 飯綱町には「いいづなアップルミュージアム」というリンゴ専門の博物館があります。学芸員の方に電話をすると、快く取材を引き受けてくださいました。車で約4時間のドライブを経てたどり着いた博物館には、高坂りんごがかわいらしい実をたわわにつけていました。学芸員の方のあふれ出るリンゴに関する知識を必死にメモしたり、展示用の写真を撮影したりと時間はあっという間に過ぎていきます。

 高坂りんごを使った伝統的な盆飾り作りを復元している地元の方にもその場で連絡を取って下さり、当初予定になかった取材も行えたほか、お土産に高坂りんごの果実もいただいて大収穫の取材となりました。

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