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「高級食パン」は大阪から “粉モン愛”が育んだ一大ブーム

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最高級小麦「キタノカオリ」、岩手県のなかほら牧場の牛乳を使用した銀座の食パン“香”は、生のままがおいしいミルクパン=大阪市中央区(鈴木健司撮影)
最高級小麦「キタノカオリ」、岩手県のなかほら牧場の牛乳を使用した銀座の食パン“香”は、生のままがおいしいミルクパン=大阪市中央区(鈴木健司撮影)

 1本1000円前後の「高級食パン」がブームを呼んでいる。各地に素材や製法にこだわった専門店が登場。ふんわり、もっちり、「耳までおいしい」上に、ちょっとした贅沢感を味わえるとあって、朝から行列ができる店も。そんな高級食パン専門店は大阪生まれの店が多く、東京への進出も相次ぐ。関西人が育んだ高級食パン。そこには「厚切り食パン」を愛する、関西人の“粉モン”へのこだわりもあるようだ。(木村郁子)

 大阪・なんばの繁華街のど真ん中。白い壁に木の床、美容室かブティックのような雰囲気が漂うが、ここは高級食パン専門店「嵜本」。「極美ナチュラル食パン」(900円)、「極生ミルクバター食パン」(950円)といった高級食パンがずらりと並び、女性客が笑顔で品定めする。

 添加物なし、こだわりのカナダ産小麦粉を使用。「湯種製法」で22時間低温熟成させる。そのため、1本(2斤)の重さは約1キロもあるにもかかわらず、焼き上がりは、自立できないほどの柔らかさ。

 手掛けているのは、チーズタルト専門店「パブロ」を全国展開するドロキア・オラシイタ(大阪市浪速区)。きっかけは、嵜本将光代表取締役社長(38)が、食物アレルギーを持つ娘が安心して食べられるパンを作りたい、という思いからだった。「白米のように毎日食べられる、毎日食べたいと思える、風味豊かでコクのあるパンを目指しました」と嵜本さん。昨年11月にオープンすると、SNSなどで評判広がり、今年は3店を出店した。2・8センチにスライスした1枚だけを専用パッケージに入れた「ニジュウハチミリスタイル」(280円)も、民泊利用の海外からの観光客が朝食用に購入するなど、思わぬ人気を見せているという。

 関西で高級食パンブームの先駆けとなったのは、25年10月に大阪・上本町に1号店をオープンした「高級『生』食パン専門店 乃が美」。高級食パン発祥といえ、1本(2斤)864円、現在は全国に111店舗を擁する。

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