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【甲府の中心街はいま】(下) 路地裏のレトロな魅力再注目 Vシネロケ地ツアー開催

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 いくつもの横丁が交錯する甲府市中央の飲食店街。かつて、東映のビデオ「Vシネマ」の撮影で多く使われた路地裏が、「レトロな魅力がある」と再度注目されている。

 任侠(にんきょう)ものの劇場映画「我王伝」シリーズで人気の土持幸三監督(48)がロケ地に選んだことから、甲府商工会議所は来年1月12日、現地で映像制作の体験とロケ地めぐりのモニターツアーを初開催する。土持監督が制作を直接指導する。

 「我王伝」では「たき通り」「オリンピック通り」が、主役の原田龍二さんの回想シーンに登場。近くのラーメン店は作戦を練る場面に使われた。

 ツアーは、レトロな雰囲気のある劇場「桜座」で、土持監督が制作のポイントを解説しながら撮影シーンを流す。

 路地裏では参加者が役者や撮影、録音担当などに分かれて短編映像を作り、土持監督による編集作業を見学。完成作品の上映と講評もある。

 甲府市の路地裏の魅力について土持監督は、「まだ本格的に観光地化してないだけに、作り込まれていない“昭和レトロ”を感じさせる」と話す。「最近の街並みは、どこもきれいになりすぎて、かつてのギラギラ感が少なくなっている。作品が若い人に注目してもらえるのは、ロケ地の猥雑(わいざつ)な雰囲気が新鮮に感じられることもあると思う」

 「富士の国やまなしフィルム・コミッション」などによると、レトロな路地裏のロケ地として、甲府は大宮(さいたま市)や埼玉県寄居町と並び、人気が高いという。東京から近く、地元商店街の協力が得られやすいためだ。

 甲府商工会議所の越石寛事務局長は「レトロな魅力を発信し、観光客誘致につなげていきたい」と期待を込める。

 同商議所では「山梨マンガ・アニメプロジェクト推進協議会」を設立し、県内で撮影された映画やドラマなどのロケ地へのモニターツアーを企画している。

 今回のツアーは定員20人で参加費1500円(昼食付き)。27日締め切り。問い合わせは同商議所(055・233・2241)。 (昌林龍一)

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