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低空でヘリと無人機衝突回避 福島で世界初の試験

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は14日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで、低空で有人ヘリと無人機が衝突回避する世界初の試験飛行を実施した。平成29年度から進めているロボットやドローンの活用を推進するプロジェクトの一環で、無人機の安全性向上につなげたい考えだ。

 無人機は長さ3・7メートル、重さ約110キロで、スバルなど5社が共同開発。実験では無人機が高度30メートルで静止する有人のヘリコプターの存在を検知して約150メートル前で回避、その距離を保ちながら、あらかじめプログラミングされた経路を飛行した。無人機には約5キロ先の障害物まで把握できる電波センサーや、周囲の物体の形を認識する光波センサーが搭載されており、その回避性能が確認された。

 NEDOは政府の「未来投資戦略2017」で掲げられた2020年代の都市部でのドローン活用に向けて技術開発に取り組むが、安全性確保が課題の一つ。ドローンをはじめとした無人機や有人のドクターヘリが普及し、空の活用が進む中で、同じ空域を飛ぶ無人機と有人機がニアミスする事案が複数発生している。

 平成28年1月には千葉県内でドクターヘリとラジコンの機体が約20メートルの距離まで接近した例もあり、衝突回避技術の開発は急務だ。現段階では回避した機は設定されていた経路上を飛ぶが、来年度にはセンサーで得た情報から自律的にコースを定めて飛行できるように実験したい考えだ。

 NEDOの宮本和彦プロジェクトマネージャーは試験飛行を終え、「満足のいく成果が得られた。これからドローンの活用が増える中で、研究成果を示して期待を高めたい」と話した。

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