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困窮世帯に備蓄食料 宮城県がフードバンクへ寄贈

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 困窮世帯や福祉施設など食べ物を必要とする人に、まだ食べられるのに廃棄しなければならない食品・食材を届けるフードバンク活動。県は14日、賞味期限が近くなった災害備蓄物資の食料や水を、コープ東北サンネット事業連合(仙台市)が行う「コープフードバンク」に寄贈した。県が食料を寄贈するのは今年が初めてで、年末年始に役立てられる。

 仙台市青葉区の県庁で行われた寄贈式では、長期保存用おでん缶960缶▽災害備蓄用パン816缶▽保存用即席もち200袋▽ペットボトルの備蓄水計300本-が引き渡された。

 これらは最長半年の賞味期限が残っており、コープフードバンクは富谷市の倉庫に搬入。東北6県の社会福祉協議会などからの要請を受けて無償で提供する。同フードバンクの中村礼子事務局長は「おでんなど温かく、すぐ食べられるものは喜ばれる。年末年始は要請が増えるのでありがたい」と話す。

 フードバンクへの物資要請は年末年始を見越し今月上旬から増えているといい、「生活が苦しくても、家族で食卓を囲んで、新年を楽しく迎えたい気持ちからだと思う」と中村事務局長。今回の食料などは週明けにも配布を開始する。

 県管財課の戸引崇課長は「生活困窮者に広く役立ててほしいのが一番だが、廃棄ロスをなくし、処理経費節減にも大変有効。これからも続けたい」と話した。

 県は平成25年から本庁舎と各合同庁舎の職員約5500人の3日間分(1日2食)の食料・水の備蓄を、計画に基づいて毎年段階的に実施。5年の賞味期限切れを前に昨年、ペットボトル入り飲料水約3千リットルを、県内のフードバンク運営2団体に初めて寄贈した。今年は初めて食料の期限切れも発生することから今月、3団体に無償提供する。

 平成24年に設立したコープフードバンクが食品を提供している施設・団体は313団体(今年3月現在)。県内のほか福島、青森県からの要請も多いという。中村事務局長は「需要に対して寄贈してもらう品が少なく、まだまだミスマッチは解消していない。この活動をみなさんに知ってほしい」と話した。

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