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【甲府の中心街はいま】(上)増える飲食店 初の400店突破

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 ■若い世代が出店 物販から業態転換も

 忘年会シーズンでにぎわう夜の甲府市中心街。「活気がない」と言われて久しいが、最近では変化の兆しもみられる。県都の盛り場は今、どうなっているのか。2回に分けて現状を紹介する。

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 甲府市中心街で物販店が減り、飲食店の増加が目立っていることが、市がまとめた今年度の空き店舗調査で分かった。

 店舗数は計1193店(前年1216店)と9年連続で減少した。ただ、このうち飲食店が420店(同397店)を占め、業種別の調査を始めた26年度以降、4年連続で増加。初めて400店を突破した。

 市商工課は「居酒屋など夜間営業店や、若い世代の新規出店が増えている。物販から飲食業への業態転換も進んでいる」と分析する。

 調査は市中心街(約115万平方メートル)で実施。県庁、市役所や民間オフィスが集まる丸の内や中央と、甲府駅北側の北口、朝日、愛宕などが対象エリア。6~8月に職員が目視と聞き取りで行った。

 空き店舗数は159店(同167店)、空き店舗率は13・33%(同13・73%)で、いずれも4年連続で減少した。

 店舗のうち衣料・雑貨などの物販は263店(同300店)と2年連続で減少。一方、時間貸し駐車場は、営業店舗の用途変更や空き店舗の活用で137カ所・3533台(同132カ所・3458台)と増加した。

 全店舗数の約47%を占める「中央商店街エリア」では、空き店舗を利用した新規出店も目立った。夜間営業の飲食店が約8割を占めている。

 同市中央で8月に開店したおでん・九州料理「湯ろや」の店主、勝呂康彦さんは「サラリーマンを中心に客足は上々。以前より飲食店は増えていると思う。中心街を盛り上げたい」と手応えを語る。

 同課は「駐車場の料金相場が下がり、夜間営業店も増えた。家賃相場も下がり、若い世代の出店を後押ししている」と指摘。さらには「大型商業施設と競合する物販から、飲食への業態転換が進んでいるのではないか」と分析する。 (松田宗弘)

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