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東北一の歓楽街、国分町「客引き包囲網」 グループ幹部を10月に逮捕 仙台市は条例案提出

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 東北一の歓楽街、仙台市青葉区の国分町で、迷惑な「客引き」に対する包囲網が敷かれつつある。県警は10月、県迷惑防止条例違反容疑で、客引き組織のリーダー格の男らを逮捕。組織トップの逮捕は初めてで、背後には暴力団の関与も透けて見える。仙台市でも客引きを規制する条例案を市議会12月定例会に提案、今後、地域も巻き込んだ対策が進められることになる。(塔野岡剛)

 ◆過半数が県外出身者

 逮捕された3人は沖縄県出身の男ら。国分町で男らを中心に通称「沖縄グループ」を形成、通行人にキャバクラ店などを斡旋。メンバーが逮捕されたときに備え、罰金用の現金を組織内に貯めていたという。仙台中央署は組織が斡旋していたキャバクラの摘発にも着手した。

 国分町にはこうした組織が複数あるが、当局の摘発強化が一定の成果を上げ、「国分町からの撤退をほのめかすグループ内の一派もある」(捜査関係者)。

 ただ、実際に国分町で客引きを行う男性は「沖縄グループの逮捕はもちろん知っている。取り締まりが厳しくなってきたという印象はあるが、東京などと比べると仙台はまだ甘い。仙台以外の街から流れてくる客引きも多い」と明かす。

 東日本大震災以降、国分町での客引きの勢力図は激変。捜査関係者によると、震災が起きた平成23年以降、同町で検挙された客引きの約6~8割が宮城県外出身者。捜査関係者は「国分町での『復興バブル』に加え、一部客引きらの間で『仙台は店からのバックマージンが高い。数千円もらえる』という噂が流れている」と、背景を説明する。

 ◆地元も動向注視

 仙台市は安全安心で快適に過ごせる環境が損なわれているとして、県条例より厳しい独自の条例案を開会中の市議会に提出。風俗店か居酒屋かなど業種を問わず、規制区域内での客引き全面禁止を盛り込んだ。

 国分町の飲食店経営者らも県警や行政の動向を注視する。

 「国分町街づくりプロジェクト」の狹川淳事務局長は「客引きがはびこっている現状を嫌だと思う人が大多数で、その原因を減らさなければならない。県警と行政の動きを見守り、客引き禁止の広報に取り組む。客引きが稼げない街にすることが重要」と話した。

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