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障害者の社会参加をスポーツ通じ推進 「車いすスポーツの父」追悼セミナー 東京

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 ドイツを中心に車いすスポーツの普及に尽力し、今年8月に亡くなった独ケルン大名誉教授、ホルスト・ストローケンデル博士(1941~2018年)の追悼セミナー「地域コミュニティからスポーツで共生社会をつくる」が港区赤坂の日本財団ビルで開かれた。参加者たちは、「車いすスポーツの父」と呼ばれ、スポーツを通じた障害者の社会参加を進めた故人の遺志を受け継ごうと誓った。

 ストローケンデル氏は1980年代前半、医師が医学的に判断していた車いすバスケットボールのクラス分けを機能で分けるように提言し、現在のパラリンピックに大きな影響を与えた。また、車いすスポーツの普及を進めるために指導者育成に取り組んだ。日本へもたびたび訪れ、各地で講習会などを行った。

 追悼セミナーでは、びわこ成蹊スポーツ大の金田安正名誉教授が、こうした功績を紹介するとともに、パラリンピックを福祉から競技へ転換させる一助になったと評価した。

 渋谷茂樹・笹川スポーツ財団スポーツ政策研究所主席研究員は、競技スポーツ優先の発想をやめ、障害者スポーツや「お遊びスポーツ」と財源や施設を分けあって、地域スポーツを通じた共生社会を作るべきだと訴えた。

 セミナーを主催した「コ・イノベーション研究所」の橋本大佑(だいすけ)代表理事は、スポーツに参加した障害者は、自信を持てるようになり、社会復帰していくケースが多いと、その効用を紹介した。

 会場からは、スポーツに関心のない障害者をどのように対応すればよいかとの質問が出され、まず、福祉関係者にスポーツの効果を知ってもらえるよう専門家を養成したり、体験会を開催したりすることが有効だとする答えがあった。

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