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館林死体遺棄 被告、強殺「私とは関係ない」 地裁初公判

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 平成27年3月に栃木県足利市の化粧品販売業、萩原孝さん=当時(84)=を金品目的で殺害し、館林市日向町の多々良川に遺棄したとして、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた足利市の派遣社員、落合和子被告(43)の裁判員裁判の初公判が5日、前橋地裁(鈴木秀行裁判長)で開かれた。

 落合被告は、強盗殺人罪を「私とは関係ありません」と否認。死体遺棄罪については「手伝ったことはある」と述べ、事件当日に一緒に行動していた別の女性に従属的に関与したと主張した。

 この日、落合被告は黒いスーツ姿で出廷。終始落ち着いた表情で、はっきりとした口調で質問に答えた。

 検察側は冒頭陳述で、落合被告は金遣いが荒く、親族や消費者金融から借金をし、働いていた化粧品の委託販売店にも売上金の支払いを迫られていたと説明。

 仕事仲間だった萩原さんを殺害して現金を奪う動機があったと指摘し、40代の女性会社員とともに萩原さんと会った後、殺害して金を奪い、遺体を遺棄したと主張した。

 この女性の車に萩原さんの血痕や指輪などがあったが、女性は事件後に千葉県の川で死亡しているのが見つかった。

 弁護側は、萩原さんを殺害したのは、この女性だと主張。女性は落合被告の姉の同級生で、落合被告に「超人的な存在」が乗り移ると信じて「ピーチ」「殿下(でんか)」といった架空の名前で信仰していたと説明した。

 萩原さんを殺害したのは、金銭関係の相談をした落合被告と女性に説教したのが原因で、落合被告は死体遺棄を頼まれて手伝っただけだとした。また、落合被告は姉から「お供え」として現金を渡され、「人を殺して奪うほどには困窮していなかった」とも述べた。

 証人尋問では、落合被告の聴取をしていた警察官が出廷。事件発生から逮捕まで約3年を要した捜査について「被告の財務捜査が決め手となった」と述べ、「姉と女性はマインドコントロールされていた」と話した。

 起訴状などによると、落合被告は27年3月25日、県内かその周辺で萩原さんの首を絞めるなどして殺害。現金約50万円を奪い、遺体を遺棄したとしている。

 萩原さんの死因は明らかになっていない。次回公判は6日。

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