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国内シェア75%のヨウ素、千葉県で産学連携広がる 医療・太陽電池への活用模索

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千葉ヨウ素資源イノベーションセンターに備えられた最新鋭の分析機器などを披露する同センター長の荒井孝義・千葉大教授=千葉市稲毛区
千葉ヨウ素資源イノベーションセンターに備えられた最新鋭の分析機器などを披露する同センター長の荒井孝義・千葉大教授=千葉市稲毛区

 レントゲンの造影剤やうがい薬のほか、液晶モニターにも応用されている「ヨウ素」の世界有数の産地である本県で産学連携の動きが広がっている。長年ヨウ素の研究を牽引(けんいん)してきた千葉大が中心となって、6月に産学官連携の研究・開発拠点となる千葉ヨウ素資源イノベーションセンター(CIRIC)を開設。産学連携で医療や次世代太陽電池への活用を模索し、県産資源を生かした独自のビジネス展開を目指している。(永田岳彦)

 同センター長の荒井孝義・千葉大教授は、県内の天然ガス田から産出されるヨウ素は「日本が世界に輸出できる貴重な資源」と強調する。約8億5千万円を投じた同センターには、超電導磁場を使って物質の分子構造を解析する核磁気共鳴装置(NMR)などの最新鋭の機器を導入。同大と既に包括連携協定を結んでいるヨウ素関連メーカーの伊勢化学工業、合同資源などの研究室も入り、千葉大の研究員とともに常時20~30人体制で日々ヨウ素の研究や高付加価値製品の開発に取り組んでいる。

 同センターによると、日本は資源としてのヨウ素を1トン当たり300万円程度で欧米に輸出し、造影剤や医薬品に加工されたヨウ素製品を1トン当たり2億円で輸入している。近年は経済成長が続くアジア諸国などでヨウ素を使った医薬品の需要が高まり、製品価格も上昇傾向にあるため、ヨウ素製品の国産化や次世代の高付加価値製品の開発を進めるため、同センターが設立されたという。

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