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卵形ロボットが在宅高齢者支援 ドコモと福岡のベンチャーがAI使い連携

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ワーコンが販売するAIロボット「anco」。奥はコールセンター=福岡市
ワーコンが販売するAIロボット「anco」。奥はコールセンター=福岡市

 NTTドコモは、人工知能(AI)を使って自宅で生活する高齢者などの会話内容や血圧、体温といったデータを解析し、必要であれば看護師に連絡できる仕組みを開発した。在宅医療支援ベンチャーのワーコン(福岡市)などと連携し、ロボットに搭載して利用者と会話し、データも関係者で共有する。在宅医療を選択する人が増える中、今後も安定的な需要が見込めると判断した。

 ドコモは収益力強化に向け、積極的に他の事業者とも連携していく構え。今回は、自宅にいながら手軽に医療相談できる仕組みの確立を目指すワーコン側からの働き掛けで実現した。

 ロボットはワーコンが販売し、名称は「anco」で、高さ約25センチの卵形。本体と別に体温などを測る装置や動きを認識するセンサーなどがあり、健康状態を把握する。利用者との会話で症状を聞き、必要ならテレビ電話で24時間体制のコールセンターの看護師に連絡。判断によっては、かかりつけ医や訪問看護師に取り次ぐこともできる。

 希望すれば健康かどうか遠隔地の家族も共有できるほか、ancoとの日常会話も楽しめる。

 市販されるAIスピーカーは、声を掛けて動作を指示するタイプのものが多いが、ドコモの担当者は「会話の中から必要な情報を聞き出せるのが強み」と強調する。

 厚生労働省は、増大する医療費の抑制を図るため、2025年までに全国の病院ベッド数を削減する方針。患者30万人程度の受け皿が必要となることから、在宅医療の体制整備が急務となっている。訪問看護師や地域のかかりつけ医による往診などで在宅患者を支える仕組みだが、医療従事者の不足に加え、夜間や休日に及ぶ勤務の負担軽減が課題だ。

 ワーコンは「医療関係者の業務負担軽減にも貢献できれば」と期待している。

 12月から福岡市内の利用者限定で販売。本体価格は調整中で、別途月額のコールセンターの料金がかかる。機能を追加しながら来年春から順次エリアを拡大する。

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