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多気北畠氏遺跡の金国寺跡、急斜面を石積みで造成 津市教委、遺構など発見

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金国寺跡から見つかった石積み遺構=津市
金国寺跡から見つかった石積み遺構=津市

 国史跡の多気北畠氏城館跡などを含む多気北畠氏遺跡(津市美杉町多気)にある金国寺跡で、15世紀末から16世紀初頭にかけての石積み遺構と近世の土器などが見つかり、津市教委が発表した。「中世の都市で寺院がどのような形で造営され、どのような役割を果たしていたのかを考える上で貴重な発見」という。

 同遺跡は、足利一族に追われた南朝方の北畠氏一族が伊勢から逃れて築いた都市跡。東西2キロ、南北3キロにおよび「県内では斎宮跡に次ぐ巨大な歴史遺産」(市教委)とされる。遺跡内には寺院群があり、金国寺跡はその最北端に位置する。

 市教委は今年10月から約1カ月半かけて、同寺跡についての古文書の記述をもとに約80平方メートルを調査。急斜面を6段に分けて整地し、石積みで段差を固定していたことが分かった。コンテナ約10箱分の瀬戸焼や美濃焼の皿、碗(わん)などの陶器類も出土した。

 同市教委は「石積みは中心地の北畠氏館跡に比べ、やや粗雑な積み方だが、急斜面に寺院を建立するため知恵を絞って造成した可能性がある」としている。12月1日午後1時半から現地説明会が開かれる。

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