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エム・テック破産手続き開始 さいたま市立中の開校間に合わず

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 20日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた総合建設業、エム・テック(本店・さいたま市浦和区)の影響が県内でも広がっている。2020年東京五輪・パラリンピックの東京都内の競技施設整備や東日本大震災の復興工事が中断しており、さいたま市からも計4件を受注している。うち来春開校の市立美園南中(緑区)の新校舎完成は半年ほど遅れる見通しだ。 

 同社の経営破綻で、さいたま市立美園南中の新校舎の完成時期は当初予定の来年2月中旬から同年7月末にずれ込み、来春開校に間に合わないことが確定した。完成まで近隣の同市立美園小・中の空き教室を使うという。同社が受注した同市立仲町小の増築工事も来年2月中旬に完成せず、同年5月末にずれ込む。

 市によると、同社は美園南中と仲町小両校の建設工事を含めて計4件を受注していたが、経営破綻に伴い同社の単独契約だった2件の契約は解除された。

 両校は、同社を代表とする特定共同企業体(JV)が受注して昨年着工したが、今回の事態で同社がJVから離脱、今年10月中旬から工事が中断していた。

 その後、美園南中についてJVの残る2社が、仲町小は残る1社が工事を継続する方針を示して工程表を提出。市が精査した上で21日に継続実施の指示を出した。9月末現在で工事の進捗(しんちょく)具合は両校とも半分程度だという。

 建設中の美園南中のある美園地区は宅地開発などが進められ、児童・生徒が増えている。美園南中には近くの美園小と大門小を卒業する新入生と、美園中から転学する新2、3年生の計約500人が通学する予定だ。新校舎が完成するまで新入生は美園小、新2~3年生は美園中の空き教室などを使用する。入学式については調整中だという。

 清水勇人市長は22日の記者会見で「子供たちや家庭に迷惑をかけないよう速やかに工事が完了できるよう全力を尽くす」と強調した。市は美園南中の工事について23日午後3時半から美園中で臨時保護者会を実施する。26日に美園小、27日には大門小でそれぞれ保護者に説明する予定だ。(黄金崎元、川上響)

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