PR

地方 地方

山梨県猟友会、ペーパー狩猟者に現場体験を 管理捕獲で技術習得 女性・若者の免許取得が増加

Messenger

 15日の解禁で今年も本格的な狩猟シーズンに入ったが、近年はジビエ料理の人気などを背景に、「狩りガール」と呼ばれる女性も含む若手の免許取得者が増えている。ただ、現場に出る機会が少ない「ペーパー・ハンター」も多いという。平成25年、若手育成を目的に全国初の「青年部」を結成した県猟友会は、「ベテランの卓越した技能を学ぶには、現場に出ることが必要だ」と強調している。 (昌林龍一)

 狩猟免許保有者のうち、60歳以上が6割以上を占めている。だが、近年は若手の比率が高まっている。

 県内では特に、県が農林業に被害を及ぼすニホンジカなどを管理捕獲する若手ハンターを増やそうと、新規の免許取得者に支援を始めた24年度以降、若手の比率が高まった。県みどり自然課によると、24年度の保有者3193人のうち、60歳以上は2087人(65・4%)、49歳以下は536人(16・8%)だった。

 一方、29年度は保有者3597人うち、60歳以上は2205人(61・3%)だったのに対し、49歳以下は906人(25・2%)となった。特に20代の伸びが顕著で、24年度の60人から124人と倍増した。

 県の取り組みは、市町村による新規免許取得者への最大1万7500円の助成のほか、狩猟やジビエのシンポジウム開催、若手ハンターの現場体験事業への支援などだ。

 ジビエ料理のブームなども、若い免許保有者の増加を後押ししたとみられる。ただ、関係者は狩猟に出ない「ペーパー・ハンター」も多いと危惧する。

 県猟友会が25年に発足させた青年部は、20~40代のハンターで構成し、管理捕獲への若手の参加を促している。管理捕獲は県が頭数を定め、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザルを禁猟期間を設けずに捕獲するもので、猟友会が担う。

 青年部の羽田健志部長(46)は「市町村の助成を目当てに取得する人や、狩猟に出ずに、免許保有をジビエレストランなどのビジネスでアピールする人も増えている」と指摘する。

 活動は多くのメンバーに好評だ。勝俣麻里加さん(28)は「大学で鳥獣被害を学び、興味があった。現場ではチームプレーに魅了された」と話す。

 羽田さんは「狩猟は地域の猟師と行動しないと先人の技術を学べる機会が少ない。管理捕獲に参加してほしい」と訴える。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ