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「甲府城跡」、国史跡に答申 「野面積み」の石垣の状態良好 “幻の天守閣”の復元焦点

甲府城跡に残る天守台(昌林龍一撮影)
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 16日に開かれた国の文化審議会は、甲府城跡(甲府市丸の内)を史跡に指定し、保護するよう柴山昌彦文部科学相に答申した。来年4月改正の文化財保護法では、自治体に指定史跡の地域振興への活用を促すことになっており、甲府城跡の指定が決まれば、観光施設の整備などを盛り込んだ県と甲府市の周辺活性化計画に拍車がかかる。また、実在の記録が残っていない“幻の天守閣”をめぐる議論も、改めて高まりそうだ。(昌林龍一)

                   

 県によると、甲府城は豊臣方の支配地になった天正18(1590)年、浅野長政・幸長親子により造営が始まり、慶長5(1600)年ごろまでに完成した。

 国指定史跡として答申された理由は、自然の石を積んだ「野面積み」の石垣が本丸を中心に良好に残っており、東日本における初期段階の織田・豊臣系城郭として貴重なためとしている。

 ただ、本来は城のシンボルである天守閣の絵図などの記録が見つからず、復元できない根本的な理由となってきた。

 発掘調査では、地盤を補強した地中石垣や築城期の作成とみられる金箔(きんぱく)の鯱(しゃち)瓦、鬼瓦なども出土。城跡北東の愛宕山の山すそでは、築城に伴う石切場も見つかっている。

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