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家具付き賃貸物件で集客 空室対策にもホームステージング広がる 山梨

ILDKのホームステージングの物件を案内するビビットベースの武原麻耶社長=10月20日、北杜市小淵沢町上笹尾
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 不動産賃貸物件の空室対策として、室内に家具を備える「ホームステージング」が県内でも注目されている。セカンドハウスとして利用するリゾート物件などでインテリア全体のデザイン性を打ち出したり、賃貸物件のモデルルームを開設したりする事業者が登場。入居後のイメージを借り手に伝え、契約に結びつける戦略だ。(松田宗弘)

                   

 ビビットベース(甲府市古上条町)が扱う北杜市小淵沢町のリゾート用賃貸物件は計9室。築2年で照明、応接セットやベッドを含む家具、カーテン、冷蔵庫、洗濯機などを備える。

 1LDKの家賃は月額13万7千円。富裕層を狙い、室内のデザイン性や快適性を重視したという。インテリアや家電の費用は建物のオーナーが負担する。

 同社は4年前、甲府市内の一般賃貸でもホームステージングに着手。県内約20軒で展開している。

 武原麻耶社長は「空室対策として始めた。契約率が確実に上がり、設備コストを負担しても積極的に応じるオーナーさんがいる」と話す。

 一方、「けやき総合管理」(甲府市国母)が8月に甲府市内の物件内に開設したホームステージングのモデルルーム(2LDK)は、子供のいない夫婦やカップル向けだ。「今は需要閑散期で契約には結びついていないが、ホームページ閲覧状況や店頭での感触から確かな手応えを感じる」(担当者)という。

 来年は学生など単身者向けのモデルルームの開設を計画。甲斐市や昭和町での展開も目指すという。

 国の平成25年住宅・土地統計調査を基にした全国賃貸住宅経営者協会連合会の推計によると、本県の民間賃貸住宅の空室率は全国1位の34%と高い。

 けやき総合管理の担当者は「人口減少が進み、部屋の供給過剰という構造的な問題を少しでも改善するため、集客に知恵を絞っている」と話す。

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