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拉致解決を演劇で訴え 「めぐみへの誓い」、山梨県内初公演

横田めぐみさんが両親と再会することをイメージしたラストシーン=9日、南アルプス市飯野(昌林龍一撮影)
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 北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=をテーマにした劇団「夜想会」(野伏翔氏主宰)の舞台「めぐみへの誓い-奪還」が9日、県内で初めて南アルプス市飯野の桃源文化会館で公演された。野伏氏は「生き続けること、拉致を伝え続けることが重要」と強調。来場者は拉致解決への思いを新たにしていた。(昌林龍一)

                   

 「めぐみへの誓い」は、政府の拉致問題対策本部などの主催。市立白根巨摩中学校の生徒ら約340人など、700人を超える来場者が観劇した。

 舞台は、めぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致され、現地で思想教育を受ける場面から始まる。

 終盤では、めぐみさんが収容所内で父・滋さん、母・早紀江さんと出会う夢を見る場面もあり、再会への熱い思いが強く伝わってくるストーリーだ。

 終演後、めぐみさん役の北煬子さんは「言い表せない苦労の中で、希望を捨てない姿を感じてほしい」、幼少期を演じた四條海璃亜さんは「愛する人の元に帰りたいという思いを若い人に伝えたい」と話した。

 滋さん役の原田大二郎さんも「拉致から40年以上の時間を歩んでいるめぐみさん、家族の苦しさを伝えたい」と舞台への思いを語った。

 北朝鮮による拉致の可能性が排除できない「特定失踪者」の1人、甲府市の山本美保さんの双子の妹、森本美砂さんも、公演の準備を手伝うなどした。

 森本さんは「リアルな舞台で私も母も胸が詰まる思いだった。『みほ』という名前の女性も登場し、野伏さんの思いを感じた。希望の持てる舞台だった」と語った。

 観劇した白根巨摩中1年の望月奈々子さん(12)は「拉致で苦しんでいる人のことを親にも伝え、署名活動などに協力したい」と話した。市川三郷町市川大門、主婦、渡辺佐知子さん(84)も「北朝鮮と粘り強く交渉し、必ず被害者を帰還させてほしい」と早期解決を訴えた。

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