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倉吉・山ノ下遺跡に領主クラスの屋敷か 平安末から鎌倉の大型建物跡出土

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 国道313号の改良工事に伴い発掘調査している鳥取県倉吉市の「山ノ下遺跡」で、11世紀後半(平安時代末期)~12世紀(鎌倉時代)の掘っ立て柱建物跡5棟などが見つかったと県教育文化財団が発表した。同時期では県内最大級の建物が含まれ、同財団は「地域を治めた領主クラスの屋敷跡の可能性がある」としている。

 同遺跡は縄文-室町時代の集落遺跡。平成28年の7千平方メートルに続き、今年5月から5千平方メートルを対象に調査してきた。建物5棟のうち4棟は内側にも柱を立てた「総柱建物」で、3棟は庇を備える。最大の建物は東西約20メートル、南北約12メートルで、同時期では県内でも例の少ない大型という。

 また建物の柱穴や区画溝から、中国や朝鮮半島から輸入された陶磁器の破片100点強を発見。最大の建物の柱穴からは、中国の越州窯系の青磁片1点が見つかった。水注か壺の胴の部分とみられる。越州窯系の青磁片は県内では因幡国府跡(鳥取市)から出土しているが、全国的にも珍しく希少。地域の有力者が暮らしたことがうかがわれる。

 11~16世紀、この地域は小鴨氏が治めており、同財団では小鴨氏の一族か関係者の屋敷跡ではないかと推測している。

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