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室町幕府奉公衆の山本氏拠点・幻の「坂本付城跡」確認 11日に現地で説明会

発見された「坂本付城跡」の内堀跡の一部。奥に見える山に「龍松山城跡」がある=上富田町
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 南北朝時代から戦国時代にかけて紀南地域で勢力を誇り、富田川流域を支配した室町幕府奉公衆(ほうこうしゅう)の山本氏が拠点とした下屋敷で、幻の館といわれた「坂本付城(さかもとつけじろ)跡」の内塀や土塁の跡などが上富田町市ノ瀬で確認された。11日午後2時から現地説明会が開かれる。

 奉公衆は、室町幕府の将軍直属の軍隊として組織された武士集団。紀伊の奉公衆としては山本氏のほか、日高郡(現御坊市)の湯河氏、日高郡(現日高川町)の玉置氏、有田郡(現有田市)の畠山氏がいて、山本氏は秀吉の紀州攻めに最後まで抵抗したことで知られる。

 坂本付城跡に関しては、江戸時代の文献などに城跡の規模や山本氏の本城・龍松山城(りゅうしょうざんじょう)跡の川をはさんだ向かい側にあるなどと記載されていたが、これまで確認できていなかった。

 上富田町教委は10月2日から文献などを基に発掘調査を実施。龍松山城跡から富田川を隔てた対岸の地域に内堀跡(幅約5・5メートル、深さ約1・8メートル)と、敵の侵入を防ぐ土手状の防御施設の土塁跡が見つかった。

 発見された内堀跡や地元の言い伝えなどから、内堀を復元すると東西約70メートル、南北約100メートルの規模で、文献に記載された坂本付城跡の規模とほぼ一致した。

 現地説明会の参加希望者は当日、同町市ノ瀬の市ノ瀬農村環境改善センターに集合する。問い合わせは町教委(0739・47・5930)。

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