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第2次救急指定の石川島病院が診療休止へ 経営悪化 都や職員は継続求める

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 中央区内に3カ所ある第2次救急指定病院の一つで、医療法人社団「健育会」が運営する「石川島記念病院」(中央区佃)が経営悪化を理由に、11月末に診療を休止することが9日、分かった。病院の職員有志らは同日、医療の継続を求める要請書を都に提出するとともに、同様の文書を厚生労働省にも郵送した。都は「病院側には診療継続を求めている」として、安定経営に向けた指導を実施していたことも判明した。

 同病院の職員によると、9月11日に職員らに対して11月末での診療休止を報告。9月下旬には、職員らに他の病院に移るか退職を求める説明が行われた。すでに患者らに向けてホームページなどでも公表しており、長期入院患者や救急患者の受け入れも停止している状態だという。

 同病院は取材に対し、「平成26年4月に心臓病センターを開設したが、近隣には大学病院もあり、当初から計画したように患者が集まらなかった。経営が悪化しており、これ以上の継続は難しいと判断した」と説明。今後は診療機能を見直し、診療再開を目指すとしているが、時期などは未定という。

 都は10月に病院や健育会に立ち入り検査するなどして、運営状況の調査を進めている。

 一方、突然の診療休止に職員らには戸惑いが広がっている。

 この日、厚労省内で記者会見した職員の1人は「きちんとした説明を聞けないまま、退職合意書などの提出を求められている職員もいる。患者からも不安の声が上がっている」と訴える。同席した中川素充(もとみつ)弁護士は「多くの患者を受け入れている病院であり、周辺地域に大きな混乱を招く」と指摘した。

 同病院は昭和6年に「石川島造船所健康保険組合病院」として開設。平成20年に「IHI東京病院」へ改称し、24年に健育会が承継した。内科、整形外科などのほか、心臓病手術やカテーテルなどを実施する「心臓病センター」を備える総合病院(病床数47床)。第2次救急指定病院として、年間約800人の救急患者を受け入れている。

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