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お年寄りの表情豊かに 聴覚障害女性の油彩画37点、洲本で初の個展

初の個展をPRする(左から)大槻小百合さんと夫の大矢暹さん=洲本市塩屋の洲本市民工房
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 聴覚に障害がある洲本市小路谷の大槻小百合さん(54)=本名・大矢小百合=が、同市の特別養護老人ホーム「淡路ふくろうの郷」で暮らすお年寄りらを描いた初の個展「大槻小百合展」が9日から同市塩屋の洲本市民工房3階ギャラリーで始まる。11日まで。

 大槻さんは京都府綾部市出身。同府立ろう学校高等部デザイン科卒業後は、手描き友禅工や介護の仕事をしながら、独学で油絵を始めた。

 そんな折、府内の老人ホームで知り合った大矢暹(すすむ)さん(71)=現・ひょうご聴覚障害者福祉事業協会理事長=が、洲本市で「ふくろうの郷」を設立することになると、行動をともにして平成18年に結婚。設立後は、暹さんや周囲の勧めもあり、入所者のお年寄りたちの表情を描くようになった。その多くは美術展で入賞するなど、注目を集めている。

 今回、大槻さんら障害者を支援するNPO法人「アートスタジオ夢」の協力で実現した。お年寄りのほかに、知人や家族らをモデルにした油彩画37点を展示している。

 お年寄りについては、暹さんから、入所までの経緯やつらかった半生を細かく聞きだし、その内面も絵筆に乗せるよう心掛けた。「うたたね95歳」と題した作品は、京都から大槻さんを追って入所したという律義な男性が、うたた寝で緩んだ一瞬をユーモラスにとらえた。他の作品も明るさと温かみを感じさせる。

 大槻さんは「夫のアドバイス、何より『夢』さんたち周囲の協力がなければ実現しなかった。おじいさんやおばあさんの多くはつらい半生を過ごした。でも、できるだけ明るく描いた。ぜひ皆さんに見てもらいたい」とコメント。

 午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時まで)。入場無料。問い合わせは同展実行委員会(0799・26・0889、ファクス0799・26・0888)。

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