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火焚串10万本燃やし収穫に感謝 伏見稲荷大社で恒例行事

火床に火焚串を投げ込む神職=11月8日、京都市伏見区の伏見稲荷大社
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 五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝する祭典「火焚祭(ひたきさい)」が8日、京都市伏見区の伏見稲荷大社で行われた。「家内安全」や「商売繁盛」などと書かれた火焚串約10万本が神職の手で次々と燃やされ、澄み切った秋空に白煙が立ち上った。

 全国から奉納された火焚串に火を付けてたき上げ、農耕前に田畑に降りた神を、煙にのせて山へ送るという意味が込められた秋の恒例行事。

 この日は本殿で神事が行われたあと、近くの祭場に設けられた3基の火床(ひどこ)=縦・横3メートル、高さ1・5メートル=に忌火を移した。神職が読み上げる「大祓詞(おおはらえことば)」と神楽女(かぐらめ)が振る鈴の音が鳴る中、神職が両手で天高く火焚串を投げ入れ、パチパチと串が燃える音が響きわたった。

 大阪府茨木市の農業、西田秀行さん(64)は「燃え上がる火焚串を見ると一年の実りに感謝しつつ、来年も心機一転で頑張ろうという気持ちになる」と話した。

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