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「那須与一の太刀」などお宝展示 大田原で特別展 「戦利品の軍旗」も公開

公開されている太刀「成高」と拵=大田原市南金丸の那須与一伝承館
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 那須与一伝承館(大田原市南金丸)で特別企画展「那須与一の軌跡~中世那須氏のあゆみ~」が開かれている。12月2日まで。

 源平合戦で活躍した弓の名手、那須与一と、子孫の中世那須氏について貴重な史料を通して紹介する。与一が11人兄弟の十一男だったことにちなみ、開館11周年記念として企画された。

 与一のものとされる太刀「銘成高(なりたか)」と拵(こしらえ)(つかやさや、つばの外装)、那須家家宝として伝来した宇都宮氏軍旗「宇都宮俊綱旗」など51点が展示されている。

 太刀は与一が源平合戦の屋島の戦い(1185年)で扇の的を射た際、身に付けていたとされ、作者の成高は平安時代末~鎌倉時代に活躍した古備前派の刀工。那須家の家宝として伝来し、同家の家宝を写生した「軍器図」に描かれている。成高は一般的に「なりたか」だが、那須家では「しげたか」と呼んでいたという。また、「成高」の拵は平安時代の様式を伝え、太刀とそろって伝来するのは貴重で、いずれも国指定重要文化財だ。

 宇都宮氏の家紋、左三つ巴が描かれている宇都宮氏軍旗は、五月女坂(そうとめざか)(さくら市)の合戦(1549年)で那須氏と宇都宮氏が戦った際、少勢の那須氏が宇都宮氏に勝利し、軍旗を戦利品として持ち帰った。

 同館の重藤智彬学芸員は「太刀と拵は、普段は複製を展示しているが、今回は特別に実物を公開している。多くの貴重な史料を通して那須家の歴史に触れてほしい」と話している。

 「戦国時代の下野那須衆について」と題し、10日午後1時半から県文書館の荒川善夫古文書専門員の記念講演会も予定されている。問い合わせは同館(0287・20・0220)へ。(伊沢利幸)

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