PR

地方 地方

朔太郎×芥川の交流と友情 前橋文学館「この二人はあやしい」展

「月に吠えらんねえ」の展示スペースでは、作中に登場した旅館の部屋をイメージした写真撮影スポットも用意されている=8日、前橋文学館(住谷早紀撮影)
Messenger

 文学の異なるジャンルで活躍しながらも、深い交流があった詩人、萩原朔太郎と小説家、芥川龍之介の違いや共通点を探る企画展「この二人はあやしい」が、前橋文学館(前橋市千代田町)で開かれている。2人のアフォリズム(格言、金言)や交流エピソードを紹介。昨年夏に続き、人気漫画「月に吠(ほ)えらんねえ」をテーマにした企画展も同時に楽しめる。来年1月20日まで。(住谷早紀)

                   

 2人が出会ったのは、大正14(1925)年頃。当時、東京・田端に住んでいた朔太郎を、芥川が突然訪ねてきたことがきっかけだった。

 朔太郎は芥川の聡明(そうめい)さに圧倒され、「上手の人物」と感じたと、芥川が昭和2年に35歳の若さで自殺した後に追悼文で綴(つづ)り、印象深いエピソードも振り返っている。

 ある朝、朔太郎の寝室に取り次ぎの案内も待たずに寝間着姿の芥川が文字通り飛び込んできた。普段は紳士的な芥川は、驚いている朔太郎に「床の中で君の詩を読んだ」とまくし立てた。詩は、朔太郎の故郷・前橋を題材にした「郷土望景詩」。芥川は「作品のすばらしさに感動し、一直線に飛んできた」と話したという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ