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【人語り】DeNA6位指名・知野直人さん(19) 夢の舞台で母に恩返し

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 長岡市や新潟市などを拠点に活動するプロ野球・独立リーグの新潟アルビレックスベースボールクラブ(BC)の内野手。今年のプロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)で、横浜DeNAベイスターズからアルビレックス初の本指名(6位)を受けた。(池田証志)

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幼いころからの夢がかなったので、素直にうれしい。伸びしろが評価されたと思う。若さを発揮したプレー、特に打つほうでアピールしたいです。プロに入るからには、1年でも長く野球人として生きられるようにどんなポジションでもやります。

 球団やサポーター、お世話になった全ての人、特に家族に感謝しています。母は女手一つで自分を育て、いつも応援してくれた。夢の舞台で活躍するのが恩返しと思っています。

 野球を始めたのは小学3年のとき。ゴロを捕るのが格好良く思えて、内野手をするのが好きでした。聖光学院高(福島県)では1年の秋からベンチ入りしましたが、2年になると野球に集中できなくなり、転校しました。

 野球ができなくなってから、絶えることのなかった母の笑顔がなくなりました。何もせず過ごしていましたが、ある日、プロ野球を見ていて「こんな形で終わるのは嫌だ。野球をやりたい。プロになりたい」と思い、家族に打ち明けました。球団試験を受け、練習生として野球を始めると母に笑顔が戻ってきました。

 高校時代の自分はなめた人間でした。「野球はセンスだけでできる」と思い込んでいました。球団に入り努力して結果を出す喜びが身につき、野球がまた楽しくなりました。昨年7月に選手契約しシーズンが終わると、思っていた以上の成績を残せました。今年は昨年より打率は落ちましたが、本塁打は増えました。

 ドラフトで指名を受け、すぐに球団事務所から母に電話をしました。母が「よかったね」と言って泣き出したので自分も泣いてしまい、何も話せませんでした。球団事務所に来た母に「ありがとう」と伝えると、「本当に今まで頑張ったね。これからが勝負だからね」と励ましてくれました。母を尊敬しています。

 DeNAはあまり意識したことがなかったですが、最近強くて日本代表の筒香(つつごう)嘉智選手もいるし、すごい球団だなと。同じ新潟出身の飯塚悟史先輩と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、地元を盛り上げていきたいと思います。

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【プロフィル】ちの・なおと

 平成11年、三条市出身。通信制の第一学院高卒。昨年7月、新潟アルビレックスBCの練習生から選手契約。身長182センチ、体重84キロ。右投げ右打ち。今季は打率2割7分9厘、本塁打7本。DeNAがドラフト6位指名。

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