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【平成のヒーローはこうして生まれた】薩摩剣士隼人(下) 日本飛び越え鹿児島アピール

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 ゲーム制作サークルの顧問で、教員の遠矢龍平(42)は23年冬、薩摩剣士隼人の番組を見て、感動した。

 「隼人を使った格闘ゲームを作れないだろうか?」。遠矢は企画書を作り、外山と知り合いの職員を介して提案した。

 24年5月、外山と当時の制作会社「ボッケモンプロ」社長の小野大(54)が専門学校を訪れた。

 「ゲーム化は歓迎ですが、1つだけ条件があります。負けたキャラに救いがほしい」。外山は訴えた。

 普通の格闘ゲームでは、負けたキャラは倒れたままか、消えてしまう。

 外山は「仮面ライダーでは毎回、敵キャラが倒されて終わる。薩摩剣士隼人は、勝ち負けのないアンパンマンのような世界観だ。ほかのゲームのように、うちのキャラが死んでしまう展開は嫌だ」と考えた。

 胸中には、鹿児島の歴史もあった。「薩摩藩の人々は、長州藩など考えが異なる人とも協力し、明治維新で日本を変えた。そんな薩摩の精神も表現したい」

 遠矢は、外山の言葉にキャラクターへの強い愛を感じた。

 「負けキャラが、勝ち残ったキャラを応援するのはどうでしょうか?」

 遠矢の提案でまとまった。

 遠矢は学生らを指導し、数カ月で試作版を完成した。その映像を見た外山は、「このままで行ってください」と笑った。

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