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「奈良墨」が国の伝統的工芸品に 県内3品目の指定

国の伝統的工芸品に指定された「奈良墨」(奈良製墨組合提供)
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 県産業振興総合センターは7日、奈良市内で生産されている「奈良墨」が、経済産業相から国の伝統的工芸品に指定されたと発表した。国の指定を受けるのは、県内では昭和50年の「高山茶筌(ちゃせん)」、52年の「奈良筆」に次いで3品目。

 奈良墨は室町時代に興福寺(奈良市)で燈明(とうみょう)のすすを集め、膠(にかわ)と合わせて油煙墨(ゆえんぼく)を作ったのが始まりとされる。社寺が多い奈良では、写経などで墨を使う機会が多いことから墨作りが産業として発展し、現在では国内シェアの9割を占めている。

 今年6月、市内の製墨業者でつくる奈良製墨組合が初めて指定の申し出を行い、実現した。後継者不足が深刻といい、今後は県や奈良市がパンフレットを作成するなど、県内外へのPRを強化するという。

 同組合の綿谷昌訓理事長は、「大変うれしい。これを機に、多くの人に墨になじみを持ってもらえるよう活動し、奈良墨の技術を後世に継承していきたい」とコメントした。

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