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「共生」実現のヒント探る 相模原殺傷事件を受け研修で「福祉の語り部」目指す

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 研修会を主催するのは厚生労働省だ。担当者は、相模原事件に対する危機感が背景にあったと明かす。植松被告は「障害者は不幸をつくる」などと供述したとされ、インターネットでは同調する意見もあった。同省担当者は「被告の言葉で社会や福祉の現場も傷つけられた」と語る。

 ◆笑顔や癒やしも

 2日間のプログラムに参加したのは、福祉施設のスタッフに助言する立場の中堅職員や管理者約30人。福祉に携わる上で、よりどころとなる理念を職場や地域で共有することが期待されている。

 グループディスカッションのテーマは、障害の有無などにかかわらず、「尊厳を認め合いながら共に生きる社会の実現」。自分が考えるキーワードを書き出し、「生きる意味のない命がある」といった意見にどんな言葉で応じるかを話し合う。

 10月の研修会では「障害者のような生産性のない人ではなく、子供や若者に税金をかけるべきでは」との問いをめぐる議論もあった。「笑顔や人の心を癒やすことも生産性だ」「無駄なことや生産性のないことにも価値がある」などの答えが挙げられていた。

 ◆心が動かない不幸

 社会福祉法人で重度障害者のケアに携わる理学療法士の小川由美子さん(33)は「『動けない人は心がない』と語ったとされる事件の被告の言葉に、衝撃を受けた。自分がやっている仕事は何だったんだろう、と感じた」と参加の理由を打ち明ける。

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