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「天才的な経綸家」津田出紹介 和歌山市立博物館、今春発見の史料も展示

30点の史料から和歌山が生んだ津田出を紹介するホール展示=和歌山市
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 明治時代に和歌山藩の藩政改革などに影響を与えた和歌山出身の津田出(いずる)(1832~1905年)を紹介する展示「津田出と明治初期の和歌山」が6日、和歌山市湊本町の市立博物館玄関ホールで始まった。今春、和歌山市内で見つかった津田に関する新史料の一部も初公開されており、同館は「幕末、明治の政治に影響を与えた郷土の偉人を知ってもらう機会になれば」としている。25日まで。

 津田は、明治2(1869)年の版籍奉還後の和歌山藩で陸奥宗光とともに藩政改革を実行。プロイセンの下士官、カール・ケッペンを招き、藩政改革の一つで行ったドイツ式の軍政改革は日本陸軍の近代化にも大きく貢献した。その才覚から西郷隆盛が新政府の中枢に据えようとしたといわれ、作家、司馬遼太郎は著書で「天才的な経綸(けいりん)家」と評している。

 金銭スキャンダルで失脚し、農場経営の失敗などから晩年は困窮していったこともあってか、これまで津田については注目される機会が少なかった。

 明治維新から150年の節目の年の今春、紀の川市の古美術商の男性が仕事で訪れた和歌山市内の旧家で、津田にまつわる大量の資料を偶然に発見。その後、同館に寄贈され、多くの市民に和歌山の偉人を知ってもらう機会になればと展示が決まった。

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