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秋の褒章 栃木県内から10人

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 「秋の褒章」受章者が2日付で発表され、県内からは黄綬褒章2人、藍綬褒章8人の計10人が受章する。発令は3日付。黄綬褒章は農業や商業、工業の業務に精励して後進の模範となるような技術や実績を持つ人が、藍綬褒章は産業振興や社会福祉などの分野で業績が認められた人や公共の業務に長年尽力してきた人が選ばれている。

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 ■黄綬褒章 日産自動車栃木工場・出頭光好さん(59) 鋳造欠陥の改善追求

 40年以上、日産自動車栃木工場(上三川町上蒲生)で鋳造部門一筋に勤めてきた出頭(しゅっとう)光好さん(59)=同町=は、黄綬褒章受章を「特別な受章。すごく光栄と思っている」と静かに喜ぶ。そして、「一人ではものは造れない。チームとして改善し、実用化されていく」と同僚らへの感謝を忘れない。

 高く評価されているのは自動車のエンジン部品、カムシャフトの生産ラインで発生していた焼き付き不良による鋳造欠陥の改善だ。欠陥の原因を、溶けた鉄を流し込んで部品にする砂型内部で発生するガスと突きとめ、砂型にガスを外に出す穴を付けるなど工夫。焼き付き不良をなくし、生産性が30%向上した。

 常に改善を目指す意識は必要と指摘。「時代が変わって、求められる性能も変わってくる。あぐらをかいていると取り残される」。さらに改善できるか考えていくことが、新しい課題を克服するヒントになると信じている。難しい課題に直面し、苦労も多いが、「ちょっとしたひらめきがきっかけで、解決することもある。うまくいったときは達成感がある」。

 昨年は「現代の名工」にも選ばれた。高い技能に加え、人材育成への取り組みでも貢献している。今も若い社員らにアドバイスを送る。

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 ◆喜びの受章者

 ▽黄綬褒章(2人)

出頭 光好59日産自動車栃木工場

第2製造部第1鋳造課勤務  上三川

鈴木 修作69司法書士  下野

 ▽藍綬褒章(8人)   

石塚 清己63高根沢町消防団長 高根沢

木村 幸子76保護司  宇都宮

源田 俊昭76保護司   足利

小寺 威夫75民生・児童委員 宇都宮

小林  浩57那須塩原市消防団副

団長         那須塩原

篠崎 昌久84県交通安全協会理事 那須烏山

日向野文代71民生・児童委員  栃木

松濤 孝佳51教誨師    栃木

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 【名簿の見方】氏名、年齢、経歴、現住所(市町名)-の順。氏名の字体は共同通信社が使用中のものを基準とした。敬称は略。年齢は発令の3日現在。

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