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【平成のヒーローはこうして生まれた】薩摩剣士隼人(上) ぼっけもんの挑戦 誰もが楽しめるキャラ作ろう

巨大キャラと一緒に九州物産展への来場を呼びかける薩摩剣士隼人
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 9月12日、東京・上野の百貨店「松坂屋上野店」に彼はいた。

 黒を基調とした鎧兜(よろいかぶと)に身を包んでいた。兜の前立(まえだて)は、鹿児島県の地図をかたどる。鎧の胸には「丸に十字紋」、薩摩藩主・島津氏の家紋だ。

 彼は鹿児島のご当地ヒーローで、名は「薩摩剣士隼人」という。

 松坂屋にいた目的は、この日始まった「九州物産展」のPRだった。会場を歩き、記念撮影に応じた。

 「はい、チーズ」

 「おやっとさー(鹿児島弁でお疲れさま)」

 低く渋い声に、買い物客は「うわ、しゃべった」と驚く。

 地元ではテレビドラマが放送され、県内外での鹿児島PRイベントにも、引っ張りだこだ。

 鹿児島と特撮をこよなく愛する市井の人々が、薩摩剣士隼人誕生に関わった。その中心は、外山(とやま)雄大(49)だった。

 × × ×

 「今度は時代劇をやろう。子供から年寄りまで誰もが楽しめるものをつくりたか」

 平成18年の春だったと記憶する。外山は特撮マニア仲間の原田英樹(41)に、熱っぽく語った。

 原田もわくわくした。数日後、原田はヒーローのラフなイラストを数点用意し、外山に見せた。

 「着ぐるみを作ったとき、白は汚れが目立つ。黒が多い方が良かかな」

 外山が提案した。

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