PR

地方 地方

内堀・福島知事、2期目も「復興」課題 高い得票率と低投票率抱え

Messenger

 28日に投開票された福島県知事選で、得票率91%と圧勝した現職の内堀雅雄氏(54)。2期目に向けて信任を得た形だが、一方で投票率は過去ワースト2の45・04%と、訴えが有権者の心に届いていたとは言い難い。両極端の数字を抱えて臨む次の4年は、復興・創生期間終了後のあり方を提示し、2020年東京五輪・パラリンピックで復興の姿を世界に示すものでなければならない。(内田優作)

 開票から一夜明けた29日朝、記者団の取材に応じた内堀氏は大量得票について「これまでの4年への評価と、これからの4年への期待の2つがあった」と、淡々とした表情で答えた。

 「投票しなかった方、私を支持しなかった方、色々な方がいる。中間貯蔵施設の受け入れ問題など、複雑だが解決しなければならないテーマがある。色々な人の思いをくみながら方向性をつくりたい」。自戒ともとれる発言の背景にあるのが、知事選の低調ぶりだ。

 ここ3回の知事選は共産党を除く与野党相乗りの構図が続き、低投票率を招いている。今回も過去最低はまぬがれたが、ワースト2。次点の町田和史氏を支えた共産党関係者は「『安倍政権にノー』という訴えが理解されなかった」と漏らすが、国政選挙のような枠組みは有権者に響きにくく、結果、選挙戦の議論はかみ合わないままだった。

 内堀氏の課題は平成32年度で終える復興・創生期間後の対応。被災自治体はその後の財源確保を求める声を上げる。被災地が並ぶ双葉地方町村会が内堀氏の再選出馬表明にさきがけて5月に出馬を要請するなど、進まぬ住民帰還や風評被害に苦しむ被災地はその実績と手腕に期待をつなぐ。

 「できるだけ早い時期に関係省庁や政党を回って真正面から話をしたい」。震災から来年で8年。内堀県政2期も、「復興」が最大の課題となりそうだ。

                   ◇

 ▽福島県知事選開票結果 

当 650982 内堀 雅雄 無現 

   35029 町田 和史 無新 【共】

   17159 高橋  翔 無新 

   10259 金山  屯 無新 

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ