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学生が写した「塀の中」 職業訓練、運動場に便器…弁護士会館で写真展 東京

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 写真を学ぶ大学生たちが今年、法務省の協力を得て、刑務所や拘置所など全国6カ所の刑事施設の内部を撮影した。受刑者らの生活を切り取った写真作品は、東京・霞が関の弁護士会館で開催中の「刑務所の『いま』を知る写真展」で展示中。大学生たちは「社会復帰に向けて受刑者らがどんな暮らしをしているのか、写真を通じて知ってもらいたい」と話している。写真展は来月2日まで。

 刑事司法制度に関する情報を提供するウェブサイトを運営する「CrimeInfo」が企画。東京工芸大(中野区)写真学科の6人が、2~3月に栃木刑務所(栃木県)、黒羽刑務所(同)、千葉刑務所(千葉県)、東京拘置所(東京都)、府中刑務所(同)、東日本成人矯正医療センター(同)を訪れた。

 田中仁教授(写真教育)によると、撮影機材を事前に申請。当日は職員が立ち会ったが、「作品に関しては自由に表現させてもらえた」という。

 生原(はいばら)かれんさん(21)が印象に残ったのは、千葉刑務所のカレンダーに書き込まれた「誕生会」の文字。定期的に企画されているといい、「受刑者同士が交流するイベントはないと思っていたが、人間味を感じた」。佐藤海帆(みほ)さん(22)とともに、卓球などの運動や将棋を楽しむ受刑者の姿も撮影した。

 鬼頭祐輔さん(21)は、府中刑務所の運動場に並ぶ便器を写真に収めた。壁はなくむき出しの状態で「公衆トイレでも囲いはあるのに…」と驚いた。

 作品には、社会復帰に向け職業訓練に取り組む受刑者らの姿も。松村誠也(せいや)さん(23)は「社会復帰のために技能を身につけた人々を社会で受け入れることが、再犯防止にもつながると感じた」と話す。

 写真展は午前8時半~午後7時(最終日のみ午後1時まで)。入場無料。

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