PR

地方 地方

お寺楽しいよ、若者よ来たれ 福岡・光専寺など本堂でミラーボール・星座投影

福岡市城南区の菩提寺の本堂に整備されたプラネタリウムと椿信二住職(魚眼レンズ使用)
Messenger

 ミラーボールにプラネタリウム-。人口減少などで「寺離れ」が進む中、特に若者を引きつけようと、エンターテインメント化に活路を見いだす動きが出ている。「親しみやすく、地域に開かれた場所に」。住職らの思い切った改革が、注目を集める。

 福岡市中央区の住宅街にある光専寺。平日夜、若い女性らが本堂の仏像に合掌し、昭和のディスコ音楽に合わせて踊りだす。天井のミラーボールが回転しながら白い光を放ち、置き型の2つも赤や青、紫できらびやかな世界を演出する。

 数年前からダンスのエクササイズ講座を開き、本堂の建て替えに合わせて今年1月、ミラーボールを取り付けた。仏様の後光を連想させる、との思いもあった。音楽会など他の催しでも活用する。評判は「イメージが変わった」と上々だという。

 「寺子屋で文字を教えた時代と違い、今は葬式や法事がない限り、人は寺に来ない。日常の生活に寺があると思ってもらいたい」。城厚慈(じょうこうじ)住職(55)はこう語った。一度訪れた人が、悩んだとき気軽に相談しに来るようになるのが理想だという。

 「これが今晩6時の星の位置です」。直径約8メートルのドーム形天井に、やぎ座やみずがめ座が輝く。福岡市城南区の菩提(ぼだい)寺は、本堂に整備したプラネタリウムを無料開放する。京都府警の警察官から転身し、20年前に寺を任された椿信二住職(66)は「どうしたら人が集まるか」と考えていたとき、東京にプラネタリウムの寺があると知った。

 平成23年に約1700万円かけて投影機などを導入した。椅子もリクライニング式の日本製にこだわり、延べ1千人以上が訪れた。椿氏は「10年後には全国の寺の2~3割がなくなるといわれる。来てもらうことが大切で、ご縁が集まる場所にしたい」と力を込めた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ