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【福島知事選候補者の横顔】(上)

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 〈福島〉任期満了に伴う県知事選(28日投開票)に立候補している4氏の掲げる主張や、その横顔を2回に分けて紹介する。

                  ◇

 ■内堀雅雄氏(54) 復興創生「財源確保、先頭に」

 平成23年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に副知事として向き合い、その後、佐藤雄平前知事の後継として知事に。政策課題が事故処理や復旧から、将来を見据えた復興・創生へと変わる中で、行政のかじ取りを担ってきた。

 任期中は県産物の売り込みを図るため国内外を問わずセールスに奔走、フットワークの軽さを見せた。再選出馬に当たっては、風評被害の払拭や県民の健康増進などを図って「ふくしまプライド」を確立することが県の復興創生にとって重要と主張、32年度をもって終了する「復興・創生期間」後も「財源確保に私自身、先頭に立って取り組む」と決意を見せる。

 冷静沈着な印象に反して「情熱がほとばしる場面もある」と自己分析する。そんなときに心を穏やかにするのはクラシック。一方で「テンションが低いときにはヘビメタも聴く」という一面も持つ。体力維持にも余念がなく、ウオーキングや食事管理で「常に(体重)73、74キロを維持している」と胸を張る。

 「(選挙期間中は)県内全市町村を回りたい、一人一人と少しずつでも言葉を交わし、触れあうのが大事だ」。知事選への思いだ。

                  ◇

 ■金山屯氏(78) 県庁郡山移転、郷土史教育も

 これまで白河市長選などに立候補してきたが、知事選は初めての挑戦となる。

 教育問題に関心が深く、塙町の小学校の非常勤職員として、学校になじめない児童のサポートに携わった経験も。戊辰150年の折、歴史観を語る口調にも熱がこもる。県庁の福島市立地は「明治政府の押しつけだ」と郡山市への移転を唱え、「郷土の英雄について、みんな知らない」と、郷土史教育の推進も主張する。通勤費の補助を行い、中央省庁の官僚の福島移住を促したいとも語る。

 元々は東京の出身。首都圏で設備業を営んでいたが、佐藤栄佐久元知事の首都機能移転論に共鳴し、約15年前、妻と白河市に移り住んだ。学生時代に親しんだ馬術をもとに乗馬学校を運営する。地元では集会所の運営にも関わっている。

 感銘を受けたのは「ならぬことはならぬものです」などで知られる、会津藩の「什(じゅう)の掟(おきて)」。「本当にすばらしい」と、感動しきりだ。福島の県民性は「正直」として、落としたお金を届けてもらった出来事を話す中で、声を詰まらせる涙もろい一面も。

 「立候補し筋を通す姿を子供たちに見せたい」。知事選にかける思いは強い。

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