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「ニューヨークに渡った七人の侍展」高松の資料館

石匠塾の職人らが身に付けた法被やブレザーなどが展示されている=高松市石の民俗資料館
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 高松市石の民俗資料館(牟礼町)で、1964(昭和39)年に開催された世界博覧会で日本館の石彫制作に携わった「石匠塾」の職人たちにスポットを当てた「庵治からニューヨークに渡った七人の侍展」が開かれている。

 石匠塾は、良質な花崗(かこう)岩の産地である庵治から世界に通用する若い石工を育てることを目的に昭和37年に創設。当時、庵治で制作を行っていた流政之氏(1923~2018年)がリーダーとなり、伝統的な石の技術だけでなく、英会話やテーブルマナー、水洗トイレの使い方まで、さまざまなことを身に付けさせたという。

 彼らが制作した石彫「ストーン・クレージー」は、3棟からなる日本館のうち1号館の外壁部分にあたる。作品は庵治町で試作された後、石材はすべてニューヨークに持ち込まれた。流氏がデザインした法被に身を包み、石材を勇ましく積み上げる姿から、現地では“7人の侍”と呼ばれ、一躍脚光を浴びたという。

 資料館には、法被をはじめ、1号館の青写真や当時の制作風景を記録した写真、ポスターのほか、渡米前にみんなでそろえたブレザーや日用品など約40点を展示し、彼らの活躍の軌跡を紹介している。

 高松市庵治町の70代の男性は「試作現場を見たことがある。七人の侍を取り上げてくれてうれしい」と話した。

 また、資料館のある石匠の里公園の芝生広場では、毎年恒例の「石の里のアーティストたち」が同時開催されている。庵治石をテーマに、地元の石彫作家11人が作品を披露しており、来場者らを楽しませている。

 11月11日まで。月曜休館。観覧料は大人200円、大学生150円、芝生広場は無料。問い合わせは同館((電)087・845・8484)。

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