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九頭竜のアラレガコ食文化残そう コリンズカンパニーが出汁醤油開発 ふるさと納税活用 

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 九頭竜川で生息数が激減している絶滅危惧種のアラレガコの養殖技術の研究開発を県立大学などと共同で進めている半導体の材料・製品取扱商社、コリンズカンパニー(福井市)は、養殖アラレガコを使った出汁醤油(だしじょうゆ)の開発について県のふるさと納税による新事業創出支援事業の認定を受け、クラウドファンディングサイト「Readyfor」に掲載し寄付を募集している。11月末まで。

 アラレガコは九頭竜川の福井市から大野市までを生息地として昭和10年に国の天然記念物に指定された。近年は河川改修や生息環境の悪化から生息数が激減し伝統漁法も休止、アラレガコの食文化も消滅寸前となっている。このため、安定的に供給する態勢づくりを目的に、県立大海洋生物資源学部の田原大輔准教授らが同社、第一電通(東京)の2社と共同研究の契約を結び県立大の養殖技術を移転。同社可児工場(岐阜県)に飼育水を循環ろ過して飼育する「半循環式飼育システム」を導入し、今年春から水槽3基(水量約5トン)で約2千匹の試験飼育を開始。5月には稚魚が孵化し約3千匹に増えた。養殖技術で成長期間が2年程度から1年程度に短縮。出荷できる大きさになるまでの生存率は2年間で25%だったのが90%にアップした。天然の場合は冬場だけの漁獲だったが、年間を通して安全・安心な魚が供給できるようになるという。

 コリンズカンパニーは身が淡泊で上品な味がしてタウリンを多く含み、焼くと非常に香ばしいため「焼きアラレガコ出汁醤油の素」を製造。使う場合は出汁醤油の素にフク醤油(福井市)の特選醤油を入れて2~3日後に使う。コリンズカンパニーの小林博之社長は「出汁醤油などでアラレガコの認知度を高めたい」とし、アラレガコの食文化を次世代に伝える考えだ。

 寄付の目標額は80万円。19日現在の寄付額は73万円。1万円以上の寄付者には金額に応じて出汁醤油セットや川魚料理専門店「さぎり屋」(永平寺町)での料理提供などの返礼品を来年2月中に発送する。

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