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遠くまで届く「非常投浮」体験会で有効性確認 舞鶴海保

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 舞鶴海上保安部は17日、海上保安学校(舞鶴市長浜)のプールで、海中転落など緊急時用の救命具「非常投浮(とうふ)」の体験会を開催した。舞鶴海保では初の試み。同海保や府漁業協同組合、同漁協舞鶴支所の関係者ら17人が参加し、救助での有効性を確認した。

 非常投浮は平成26年に宮城県気仙沼市の漁船員が考案。漁網を設置する際などに使用される浮き(長さ約20センチ、直径約15センチ)1~4個に約30メートルのロープを結ぶことで簡単に作れる。海中に転落した人に投げて浮きをつかんでもらい、ロープをたぐり寄せて救助する。

 漁船などには救命浮輪が備えられているが、浮輪は力いっぱい投げても届くのは約5メートルで、非常投浮は遠くまで飛ばすことができる。余った漁具を利用して作れることから、全国で有効性が口コミで広がり、漁船や漁港などへの設置が進められている。

 第8管区海上本部管内では、兵庫県の香住海上保安署で普及活動が進められ、今年8、9月には同署管内で海中に転落した釣り人らの救助に使用された。

 この日は舞鶴海保交通課の山本康浩課長(51)が「非常投浮の有効性を確認し、ぜひ普及啓発に協力していただきたい」とあいさつ。海保職員らが非常投浮の使い方を実演し、浮輪やペットボトル、クーラーボックスを使った救助方法と比較した。その後、非常投浮の作り方も伝えた。

 府漁協指導課の狩野拓海さん(22)は「思ったより軽く、遠くへ届かせることができた。漁船への浮輪の設置には費用がかかるが、船に置いてあるもので準備でき、便利だと思います」と感想を述べた。

 山本課長は「簡単に作れるので、まず、漁業者に広げて、今後は釣り人のいる岸壁や海水浴場などに設置を進めていきたい」と話している。

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