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福岡市の南の玄関口、再開発へ 「サンセルコ」組合法人が建て替え推進決議

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 福岡市中央区にある商業・オフィスの複合施設「サンセルコ」が、建て替えへ大きく動き出した。サンセルコは福岡市を南北に貫くメインストリート、渡辺通りに面し、市中心部への「南の玄関口」といえる。ただ、整備から40年が経過し、施設の老朽化が目立つようになっていた。(高瀬真由子)

 ビルの所有者107人で構成する「サンセルコ商業・業務棟管理組合法人」が6月に総会を開き、建て替えを前提とした検討を進めることを決議した。

 サンセルコは昭和54年、市街地再開発事業として誕生した。地下1階~地上4階に商業店舗、5~10階にオフィスが入る。優良運転者を対象とした県警の免許更新センターもある。隣接する「ホテルニューオータニ博多」などと一体開発され、合計の延べ床面積は、約8万9千平方メートルに上る。

 長年店舗を営んでいる人も多く、高齢化や経営難などの課題が生じていた。商業部分141床のうち、25床が空いている。

 組合法人や、ビルを管理する「サンセルコビル管理」によると、平成20年にも建て替え推進を決議したが、リーマン・ショックによる不況が影響し、22年に凍結した。今年6月の総会では、凍結を解除して、建て替え検討の具体化を決めた。

 入居店舗に建て替え後の方針についてアンケートをしたところ、半数以上が退去の意向を示したという。

 サンセルコの立地条件は抜群だ。天神、博多両エリアに、歩いていけるほどの距離にある。さらに市営地下鉄七隈線の渡辺通駅に近い。七隈線は2022(平成34)年度にも、博多駅へ延伸する。サンセルコ関係者は、この地下鉄延伸を見据える。

 ホテルニューオータニ博多などと合同で再開発に取り組み、容積率の緩和などを定める市の制度が適用されれば、より一層の機能強化が可能となる。サンセルコ側はホテルなど周辺施設に対しても、連携した再開発を働きかけている。

 組合法人副理事長で、子供服店「モクバ」を経営する鶴田隆氏(76)は「この10年で経営状況が厳しくなった店も多い。行政とも連携し、できるだけ早く再開発に道筋を付けたい」と語った。

 今後、施設再生の具体化へ、デベロッパーなどに参加を促す。

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