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【学芸員ミュージアム談義】「ポーラ美術館コレクション-モネ、ルノワールからピカソまで」

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 ■映える作品「シェア」して

 最近は、常設展示や所蔵品展については、来館者の写真撮影を可とする美術館が増えています。企画展の場合はケース・バイ・ケースですが、現在開催中の特別展「ポーラ美術館コレクション-モネ、ルノワールからピカソまで」では「フォトジェニックな展覧会 印象派=(イコール)インスタ映え!?」と銘打ち、印象派を中心に全体の約半数の作品について撮影可としました。

 「インスタ映え」とは、写真共有SNS「インスタグラム」に公開した際に見栄えが良い写真や投稿を表した言葉です。インスタ映えする写真にはさまざまな要素がありますが、まずは鮮やかで多彩な色彩が人目を引くのは間違いありません。

 今回、意外と人気なのが、パリ郊外の水の豊かな村モレ=シュル=ロワンの情景を描いたアルフレッド・シスレーの《ロワン河畔、朝》です。シスレーは印象派の画家の中では知名度が低く、やや地味な存在ですが、この作品の、明るい水色や緑、華やかなピンクや紫といった洗練された色使いは、見る人の目を引きつけます。そして、朝の光の煌(きら)めきや爽やかな空気を感じさせる臨場感も、来場者の撮影欲をくすぐるのでしょう。

 展覧会をごらん頂いたら、インスタグラムをはじめツイッターやフェイスブック上で、あるいはご自宅などで、撮った写真とともに感想を語り合うなど、ぜひ皆様の鑑賞体験を多くの方と「シェア」してください。(県近代美術館主任学芸員  澤渡麻里)

                   ◇

 ■メモ 県近代美術館開館30周年記念特別展「ポーラ美術館コレクション-モネ、ルノワールからピカソまで」は水戸市千波町の同美術館で11月18日まで。

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