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郷土の画家・福沢一郎の軌跡紹介 富岡で生誕120年展 「阿修羅」など展示

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 ■市民所有の作品も

 文化勲章を受章した富岡市出身の画家、福沢一郎の画業を紹介する企画展「福沢一郎生誕120年展-富岡まるごとフクザワ」が富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館(同市黒川)で開かれている。同館所蔵や寄託作品だけでなく市民が所有する作品も展示。同館は「福沢の生誕地だからこそできる展覧会。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。(椎名高志)

 明治31(1898)年生まれの福沢は東京帝国大学(現、東京大学)文学部に入学後、彫刻に興味を抱き、退学。フランスに留学中に絵画への転向を決意した。帰国とともにシュールレアリスム(超現実主義)絵画を日本に紹介。平成3年に文化勲章を受章し、翌4年に死去。名誉県民、名誉市民でもある。

 市民所有の作品は42人から寄せられた油彩画や版画など91点で、1階の市民ギャラリーに展示されている。福沢が彫刻から絵画へ転向しようとした時期の作品とみられる「イタリー女」や珍しく墨を使った日本画「りんご」などが含まれている。学芸員の肥留川裕子さん(35)は「これほど古いものが出てくることは想定していなかった。データを保存し調査していきたい」としている。

 このほか会場では、企画展初披露となる「装(よそお)へる女」や代表作の一つ、「阿修羅」など83点を展示している。20日からは富岡製糸場に作品を紹介するパネルも設置。肥留川さんは「福沢が亡くなって26年。認知度が下がる中で、郷土の偉人を知ってほしい」と話している。

 11月11日まで。今月14日と11月4日には学芸員による作品解説会が行われるほか、今月28日には学識経験者による記念講演会が予定されている。問い合わせは同館(電)0274・62・6200。

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