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口に筆をくわえ書画作品 和歌山・九度山で大石順教尼生誕130年展

色彩豊かで優しさを感じさせる大石順教尼の記念遺墨展=九度山町(山田淳史撮影)
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 両腕を失いながらも、口に筆をくわえて書画を手がけた尼僧、大石順教(1888~1968年)の生誕130年記念遺墨展が12日、九度山町慈尊院の紀州高野紙伝承体験資料館「紙遊苑」で始まり、色紙や扇子などに表現した作品約50点を展示している。21日まで。

 町教委などの主催。順教は大阪出身で、17歳のとき事件に巻き込まれ両腕を切り落とされた。その後、カナリアがくちばしでヒナに餌を与えている姿を見て、口に筆をくわえて字を書く練習を重ね、和歌や絵画も学んだ。一方で、身体障害者の社会復帰事業発展にも貢献した。

 遺墨展では、口を使ってかくように教えてくれた鳥を「師」と詠んだ作品のほか、秋にちなんで紅葉などを描いた色彩豊かな作品などを展示。来場者は興味深そうに眺めた。

 かつらぎ町の主婦、築野理重子さん(62)は「美しい書を見ていると、相当な努力をされたのだなと感動しました」と話していた。

 午前10時~午後4時。無料。15日は休館。問い合わせは同館(電)0736・54・3484。

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