PR

地方 地方

日立の創業者・小平浪平生家、栃木市に寄付 功績や理念を顕彰へ

日光例幣使街道沿いにある小平浪平の生家=栃木市都賀町合戦場(小平浪平翁記念会提供)
Messenger

 栃木市出身で日立製作所創業者、小平浪平(おだいら・なみへい)(1874~1951年)の生家が「小平浪平翁記念会」(会長・大川吉弘栃木商工会議所会頭)の働きかけで、市に寄付された。同会発足2年目の今月5日、東京都内で、生家を所有する小平の親族から市への贈呈式が開かれた。今後、生家を整備するなど同会と市で連携して小平の顕彰に取り組んでいく。(松沢真美)

                   

 小平の生家は、同市都賀町合戦場の日光例幣使街道沿いにあり、門前には小平の生誕地を示す石碑が建てられている。敷地面積は約2400平方メートル、木造瓦葺(ぶ)き2階建ての母屋や土蔵、小平が勉強部屋として使った離れがあり、遺品や書簡が残されている。引き継いだ親族が毎月都内から訪れ、管理していた。

 記念会は小平の功績や経営理念を地元で顕彰しようと、栃木商議所会員を中心に約50人で、昨年秋に発足。生家保存や郷土偉人館計画などを進めてきた。生家を所有する小平の兄の孫、道彦さん(82)が会の趣旨に賛同。市への寄付が実現した。

 小平は栃木高等小学校を出て上京。東京帝国大(現東大)を卒業。電気主任技術者として広島水力電気などに勤めた後、茨城県の久原鉱業所日立鉱山に入社。純国産の5馬力誘導電動機(モーター)を完成させ、明治43(1910)年に日立製作所を創業、現在の日立グループの礎を築いた。

 栃木商議所は創立125年を記念し、郷土の偉人顕彰事業に活用してほしいと栃木市に1千万円を寄付。「生家保存は、ものづくりの理念を広め、小平顕彰のシンボルとして活用していければ」と期待を込める。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ