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日本ストロー熊本工場、紙製ストロー開発へ 生産・研究の新拠点、11月開設

日本ストローの熊本工場。毎日、膨大な数のストローが作られている
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 三井松島ホールディングス傘下で、ストロー製造販売大手の日本ストロー(東京)は、熊本市東区の熊本工場に11月、新たな生産・研究拠点を開設する。需要の多様化に対応し、製品ラインアップを増やす。世界的にプラスチック製品への逆風が強まる中、紙製ストローの開発も進める。

 日本ストローは、熊本市と静岡県富士市に工場を持ち、年60億本のストローを生産している。主要取引先には、国内の大手乳業・飲料メーカー、コンビニエンスストアが名を連ねる。

 現在の主力は、プラスチック製ストローだが、今年に入り、環境が変化した。海洋汚染対策の観点から、米コーヒーチェーン大手、スターバックスが7月、プラ製ストローを廃止すると発表し、国内でも一部の外食大手や外資系ホテルが、これに倣った。

 日本ストローの取引先には現時点まで、見直しの動きは出ていない。ただ、国内では来年6月、大阪で20カ国・地域(G20)首脳会議が、2020(平成32)年には東京五輪が開かれる。海外の目が日本に向くのを機に、脱プラの広がりも予想される。

 同社は、熊本の新拠点で環境配慮型を含めて商品の多様化を進め、顧客提案力を高める。投資額は2億円程度という。

 新拠点には、紙製ストロー製造用の機械を導入する。このほか、トウモロコシなど植物由来の素材や、水とバクテリアで自然分解される素材の研究、開発も進める。

 一方、プラ製ストローの需要は依然高い。コップなど他の容器に飲み物を注げる機能性ストローの改良も進める。

 日本ストローの稲葉敬次社長は「多様な商品をそろえ、プラスチックごみ対策の動きを千載一遇のチャンスとしたい。海外への販路拡大にもつなげる」と語った。

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